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宵山万華鏡

森見登美彦【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2009/07/03
JAN 9784087713039

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宵山万華鏡

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商品レビュー

3.8

492件のお客様レビュー

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2024/01/27

2018.11.8 なんだか不思議だったなぁ。短編かと思いきや登場人物たちがそれぞれ繋がってて、でもある話で現実的な種明かしをされたと思ったら他の話でやっぱり謎で包み込んでくるから後味は不思議な感じ。だけど、不快な不思議さではなくて、ぼーっとその世界観にまだまだ浸っていたいと思...

2018.11.8 なんだか不思議だったなぁ。短編かと思いきや登場人物たちがそれぞれ繋がってて、でもある話で現実的な種明かしをされたと思ったら他の話でやっぱり謎で包み込んでくるから後味は不思議な感じ。だけど、不快な不思議さではなくて、ぼーっとその世界観にまだまだ浸っていたいと思えるような不思議さ。夜にお祭りに行った時に、帰りたくない、ここから抜け出したくないって思うのと同じ感じかも。 あとがきに「祭りというものは神秘的で、あの異世界に迷い込んだような感覚は私を惹きつける。見物する心構えをして出かけるよりも、日常の延長で何かの拍子に祭りへ迷い込んでしまうのが私の好みである。京都にはそういう祭りが散らばっていた。」ってあって、京都羨ましい!住みたい!って思った。宵山行ってみたいと思ってたけどそれじゃあ日常の延長にはなり得ないから。

Posted by ブクログ

2024/01/02

「宵山」の1日を繰り返す設定は、四畳半が延々と続いた『四畳半神話体系』を彷彿とさせる。こちらの作品の方が京都の妖しさに溢れ、個人的には四畳半よりも好み。森見作品に欠かせないお馬鹿なことに全力を注ぐ人物も登場し楽しめる。

Posted by ブクログ

2022/12/11

祇園祭宵山を舞台に摩訶不思議な物語りが紡がれてゆく連作短編集。万華鏡(テレイドスコープ)を通し現実と幻想の狭間が混在した宵山の世界。行方不明になりかけた姉妹、偽祇園祭という壮大な法螺話、宵山という日の中に閉じ込められ1日を繰り返す人の話、もの悲しく郷愁漂う感じの、そして背筋の寒く...

祇園祭宵山を舞台に摩訶不思議な物語りが紡がれてゆく連作短編集。万華鏡(テレイドスコープ)を通し現実と幻想の狭間が混在した宵山の世界。行方不明になりかけた姉妹、偽祇園祭という壮大な法螺話、宵山という日の中に閉じ込められ1日を繰り返す人の話、もの悲しく郷愁漂う感じの、そして背筋の寒くなりそうな感覚の物語でした。「夜は短し歩けよ乙女」の偏屈城に絡んだ人達も出てて、若干の繋がりも。約240頁の物語だが何回も読み返しながら読んだので凄く日数がかかった。そして作品によって印象が違う作家さんだなと思いました。

Posted by ブクログ

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