- 書籍
- 書籍
ラストシネマ
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ラストシネマ
¥110
在庫なし
商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白いです。★四つ半てところでしょうか。この人の話はなんだかハートウォ〜ミングなのよ。「セイジ」「信さん」もよかったけど、これが一番いい話だった。いつもちょっと悲しい話なんだけど、なんだかイイ話です。
Posted by
安直だけど「ニューシネマパラダイス」を思い出しました。憧れ続けたスクリーンの中でたった一度喋ったセリフ。自分が一番言ってほしかった言葉かもしれない。何回も何回も練習して、そのセリフにすがったでしょうか。耳を閉ざしたくなることもあったでしょうか。人生最大に光を発しても一等星にははる...
安直だけど「ニューシネマパラダイス」を思い出しました。憧れ続けたスクリーンの中でたった一度喋ったセリフ。自分が一番言ってほしかった言葉かもしれない。何回も何回も練習して、そのセリフにすがったでしょうか。耳を閉ざしたくなることもあったでしょうか。人生最大に光を発しても一等星にははるかかなた届かない。目にも見えないかもしれない。そうして消えていくいくつもの星がはかなくて、切なくて。小さい自分をちょっとだけ好きになれるような小説でした。
Posted by
「けれどもこんな、うんざりするほどリアルにおぞましさが氾濫し、日々その潮位が増していくような時代の中で、そこにわざわざ人間の悪を創作するという事に、私はあまり興味が持てない」という一文に著者の執筆スタイルを感じた。淡々とした語り口調、中年男性の回顧録形式は『信さん』と同じ。主人公...
「けれどもこんな、うんざりするほどリアルにおぞましさが氾濫し、日々その潮位が増していくような時代の中で、そこにわざわざ人間の悪を創作するという事に、私はあまり興味が持てない」という一文に著者の執筆スタイルを感じた。淡々とした語り口調、中年男性の回顧録形式は『信さん』と同じ。主人公の将来も含めて、映画『ニュー・シネマ・パラダイス』と酷似しているストーリー展開にびっくり! それでも何度も泣きながら読み進めたのだけれど。雄さんが出演した1本の映画ために、周囲の人達が奔走するのが感動的。家庭的とは言い難く掴み所のないお父さんが、活躍するのが意外だった。
Posted by