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コロンブスそっくりそのまま航海記
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コロンブスそっくりそのまま航海記
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商品レビュー
3.3
9件のお客様レビュー
1963年にコロンブスのニーニャ号を復元し、装備や食料まで15世紀のままでスペインから 大西洋を横断した男たちの物語。食料、水不足に悩まされ、嵐に巻き込まれながらも 何とかサンサルバドール島に辿りつく。 いやぁ、本当に面白い。
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コロンブスの航海を再現したいと考えるアメリカ人(著者)と、 コロンブスが航海に使用した「ニーニャ号」を再現した 「ニーニャⅡ世号」を所有するスペイン人が出会ったことから、 無謀とも言える冒険が始まる。 しかし、ニーニャ号を忠実に再現したという帆船は明らかに 小さ過ぎ、乗り込むこ...
コロンブスの航海を再現したいと考えるアメリカ人(著者)と、 コロンブスが航海に使用した「ニーニャ号」を再現した 「ニーニャⅡ世号」を所有するスペイン人が出会ったことから、 無謀とも言える冒険が始まる。 しかし、ニーニャ号を忠実に再現したという帆船は明らかに 小さ過ぎ、乗り込むことになった9人のなかに航海術を習得 している者はひとりもいない。 積み込む道具や食糧、身につける衣装までコロンブス時代を 忠実に再現することにこだわるのは立派だが、寄港地では どんちゃん騒ぎにうつつを抜かし準備不足で出航するはめに なる。 しかも、大西洋という大海に漕ぎ出すのに海図の用意さえ していないんだなぁ。 船は勿論のこと、道具は次々と壊れ、積み込んだ食糧と水は 早々に腐り、常に飢えと乾きが9人を襲う。そんな航海を 通じて人間関係は徐々に悪化し、著者の愚痴がまんべんなく 散りばめられている。 最終的にはアメリカ海軍機から投下された水と食料に救われ、 「そっくりそのままの再現」はならなかったが、どうにかこう にかサンサルバドルに辿り着く。 全編通じて「何やってんだかなぁ」と感じさせるおバカな 航海記である。遭難することなく目的地に辿り着いたから いいようなものの、単なる勢いだけの挑戦だ。 冒険譚は大好きだが、ワクワクドキドキがなかったので △というところか。 本書がアメリカでベストセラーになったのは1963年。 なんで今頃、日本での翻訳出版なんだろう。
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高野秀行と角幡唯介の対談本『地図のない場所で眠りたい』を読んでから、どうやら探検家という生き物には「バカ枠」があり、その「バカ枠」が探検家のごく一部というわけではなくかなりの大多数であることに気づきつつある今日このごろ。この本は1960年代の、立派なバカ枠探検家本。バカすぎてペー...
高野秀行と角幡唯介の対談本『地図のない場所で眠りたい』を読んでから、どうやら探検家という生き物には「バカ枠」があり、その「バカ枠」が探検家のごく一部というわけではなくかなりの大多数であることに気づきつつある今日このごろ。この本は1960年代の、立派なバカ枠探検家本。バカすぎてページをめくるごとに脱力する。たまらん。
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