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御留山騒乱

出久根達郎【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 実業之日本社
発売年月日 2009/04/25
JAN 9784408535494

御留山騒乱

¥110

商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2014/05/08

あれよあれよという間に読み進み、気がつけば読了していた。『抜け参り薬草旅』を思い出し、似てるんだけれども新しい。山茗荷、黒水石そして氷中花って、すべて創作なんだろうか。ありそうでなさそうで…。何らかのモトネタがありそうだが、そうならとうに世に知られているだろうしなあとそそられる。

Posted by ブクログ

2009/05/30

人は自分の思惑で動く:古書絡みでないのは久し振り〜秀全は常陸の寺の息子だが,読心術の心得がある。修業先の寺からお陰参りの真似をして逃げて,蔵に案内されると,そこは古着屋が営む賭場だった。怪しまれて一緒に捕らえられたのは平助という者だが薬に詳しく,山の小屋に閉じこめられるが,蝮と狼...

人は自分の思惑で動く:古書絡みでないのは久し振り〜秀全は常陸の寺の息子だが,読心術の心得がある。修業先の寺からお陰参りの真似をして逃げて,蔵に案内されると,そこは古着屋が営む賭場だった。怪しまれて一緒に捕らえられたのは平助という者だが薬に詳しく,山の小屋に閉じこめられるが,蝮と狼犬と共に暮らすマツという女の住処で,平助が捜している嵐といい仲になっているらしいが,嵐は山の中を歩き回っていて宝を探し出したと行ったまま,姿を見せないらしい。大雨が降り,地滑りと地震が重なって山は基の姿を失っている。洞窟に隠れていた嵐と宝の山を探し歩くと,山上がり衆が御留山の探索をしていることを突き止める。御留山では将軍に献上する氷中花を造っているが,地下水が枯渇し大騒動になっている。なにやら陰謀めいた騒ぎが挙がっているが,家老同士の勢力争いも絡んでいるらしい。山上がり衆は藩に認められたく,平助や嵐は侍らしい侍になりたかったが,気持ちが揺らぐ〜と云っても「落とし宿」があったか。皆が皆,自分の思惑で動いている・というのが世の中。場所は信州

Posted by ブクログ

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