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臓物大展覧会 角川ホラー文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2009/03/24 |
JAN | 9784043470105 |
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商品レビュー
3.4
37件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
グロさに定評がある小林泰三作品の中でも特に血生臭い作品。「透明女」は女性を解体している描写が妙にリアリティがあって読んでいて痛みを感じるような錯覚に陥った。
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1999年から2007年に発表された短編に、2009年のこの文庫刊行時に書き下ろし数編を加えたものと思われる。 巻頭の「透明女」(2009)が、デビュー作『玩具修理者』(1995)と同レベルのグロテスク趣味炸裂のホラーとなっていて、良かった。やはり「突き抜けた」感は痛快なもの...
1999年から2007年に発表された短編に、2009年のこの文庫刊行時に書き下ろし数編を加えたものと思われる。 巻頭の「透明女」(2009)が、デビュー作『玩具修理者』(1995)と同レベルのグロテスク趣味炸裂のホラーとなっていて、良かった。やはり「突き抜けた」感は痛快なものがある。 他では「攫われて」(2002)が、誘拐された少女たちの苦悶に満ちた閉所での時間が、悪夢的なインパクトだった。 一方「SRP」(2005)は、カプセル怪獣ならぬカプセル妖怪や、科特隊の出来損ないみたいのが出てきて、懐かしくも楽しい。同著者で未読ながら『ウルトラマンF』なる作品があるようだが、それと通じる世界なのだろうか。笑わせて貰った。 他はホラーよりSFに入りそうな作品が多く、あまり良くないものもあったが、全体としては楽しめる作品集だった。
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臓物である必要はどれぐらいあったのだろうか。 ただグロい感じがするから臓物ってだけなんだろうか。 オープニングからの流れはもう少し膨らませて欲しかった。 たまにグロに走る星新一もどきみたいな。 グロに走るのが安易な逃げだと思われないといいなと思う。 私は少しそう感じた。 理屈が分...
臓物である必要はどれぐらいあったのだろうか。 ただグロい感じがするから臓物ってだけなんだろうか。 オープニングからの流れはもう少し膨らませて欲しかった。 たまにグロに走る星新一もどきみたいな。 グロに走るのが安易な逃げだと思われないといいなと思う。 私は少しそう感じた。 理屈が分からない怖さというのは確かにあって、説明されないまま終わるから怖いというものもあるのだろうけど、これもまた、安易に投げっぱなしするのとは違うと思うのよね。 著者の中には形がはっきり見えていて、それを直接言及しないまでも、それが存在するからこそできた物語ならいいのだけど、とりあえずなげときゃいいやー、みたいなものだと残念だ。 この本の物語がどちらなのかは私にはわからなかったけど、グロの使い方は安易かなと感じた。
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