心理学者・内藤誼人氏による、“観察力”と“推察力”を養い日常生活のストレスを軽減させるための問題集。 2009年3月に第1刷発行で、同年8月には第11刷。 あー、確かになんか昔そういう心理学ブームあった気がする。 「人を操る心理学！」とか「モテるための心理学！」とかそういうやつ。 と思ったら内藤氏もそれ系いっぱい書いてたみたいです。納得！ イラストと共に「○○なのはどちらか」という設問があり、それについて解説していくという形式で全37問。 解答の根拠として海外の大学教授、博士、心理学者の実験結果を提示されていて、「世の中にはいろんな研究者がいるんだなー」と驚きました。 まあ、そういうデータを示されても「ほんとにぃ？」と思ってしまう解答も多かったのですが。 （まえがきで、観察眼の重要性を説くシャーロック・ホームズの言葉が引用されていたのですが、本書の内容を鵜呑みにしてたら誤認逮捕いっぱい出ると思います。） 単純に古い本なので、現代の感覚に合わなくなっているのかな、とも思いました。 「いい年したカップルの旅行者が鞄を2つ持って歩いていたら不倫旅行！（なぜなら本当の夫婦なら大きい荷物が1つのはずだから。別々の住まいから出発しなければならない不倫カップルは荷物が2つにならざるを得ないから）」とか……どうでもいい（し、そういう目で他者を観察することに抵抗感があります私は）……。 また、「社交的な女性は？」「控え目な女性にモテるのは？」「楽しい人生を送るのは？」「家族円満なのはどちら？」などの設問もあまりにも主観的すぎて、そういう傾向がある！って言われても、はあまあそうですか、としか？？？ ひと昔前はこんな感じだったんだー、で大丈夫だと思います。

他人の心理を読み解く時にどこに注目したらいいか書かれてある本 少し単純すぎるだろって思ったところもあるけど 納得できるところもあった まあ読みやすいからいい 腕時計をしている人の方が人生に意味を見つけ、有意義にすごしている 上を向いている方が楽観的な人が多い 左利きの方が事故に遭いやすいし起こしやすい