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ゆずゆずり
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ゆずゆずり
¥110
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商品レビュー
3.4
20件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
エッセイのようなリアル感のある物語。 生まれ月に因んで付けられた呼び名、イチ、サツキ、ナナ、シワス(おそらくシワスは東直子さんご自身?)4人の女性の同居生活は、ゆるゆるしたテンポがなんとも心地よい。 4人は性格も違えば足音もバラバラ。イチの足音はペン、ペンとややゆっくりめ。ナナはスス、ススと静かに素早い。シワスの足音は一番賑やか。サツキはスリッパを使わず素足なので足音がしない。同じ屋根の下4人のリズムが交差して、けれど決してべったりくっつかず互いの距離感を保つマイペースさが、同居長続きのコツとみた。 互いのプライベートには干渉しない。けれど何かあると相談して決める。付かず離れずのよき同居生活を覗き見て、羨ましい思いを残しつつ頁を閉じた。 もしも私がこの中にいたら、呼び名はキサラギ?まさかニじゃないよなー。
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作者ご本人曰く、小説らしいという事なのだけど、エッセイだと…思う。 題名の感じの通り、日常の緩々とした、感情を綴った作品で、ホッとさせられた。 また、こんな作品に出会いたいと思う本だった。
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イチ・サツキ・ナナと4人で生活するシワスが、「元の家」から「仮の家」に転居してから、「新たな家」へ引っ越すまでのお話。シワスが、日常生活のなかで感じる本当に些細な出来事や感じたことを淡々と綴っている短編集。あとがきで言っているけど、エッセイとも小説とも言える曖昧な本。東さんが経験...
イチ・サツキ・ナナと4人で生活するシワスが、「元の家」から「仮の家」に転居してから、「新たな家」へ引っ越すまでのお話。シワスが、日常生活のなかで感じる本当に些細な出来事や感じたことを淡々と綴っている短編集。あとがきで言っているけど、エッセイとも小説とも言える曖昧な本。東さんが経験した出来事を小説として書いているらしいので、東さんの日常を少し垣間見れる。みんな家族なのかな?東さんは妄想、考えることが好きらしく、シワスも常に色んなことを考えながら生活している。シワスは東さんなんだ。ゆっくりした時間を過ごせた。
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