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藤原氏の正体 新潮文庫

関裕二【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2008/11/27
JAN 9784101364711

藤原氏の正体

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商品レビュー

2.7

12件のお客様レビュー

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2023/07/13

朝廷を支配した藤原氏の闇を描いた歴史書籍である。藤原氏は政敵を冤罪で抹殺して権力を独占した。藤原氏は冤罪で他者を排斥して権力を独占した。その体質は現代日本の官僚にも継承されている。「冒険を好まず、自己保身に走り、特権を享受する官僚の原形を作ったのは、藤原貴族社会ではなかったか」(...

朝廷を支配した藤原氏の闇を描いた歴史書籍である。藤原氏は政敵を冤罪で抹殺して権力を独占した。藤原氏は冤罪で他者を排斥して権力を独占した。その体質は現代日本の官僚にも継承されている。「冒険を好まず、自己保身に走り、特権を享受する官僚の原形を作ったのは、藤原貴族社会ではなかったか」(279頁) 律令制は貴族達の土地私有で崩壊していったと考えられがちである。意外なことに藤原氏は土地の私有化制限を図る側とする。藤原氏以外の貴族の土地所有を制限するためであったとする(290頁)。藤原氏は国家権力で自己の権力を維持する側である。この点でも民間を抑圧する近現代の官僚の全体主義につながる。 むしろ、荘園には民間感覚があった。「荘園は国の役人から干渉を受けることなく自由に経営でき、その成果を子孫に伝えることができたので、農地開発や農業経営の進化が促された」(伊藤俊一『荘園 墾田永年私財法から応仁の乱まで』「はじめに」)。

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2022/02/19

関裕二 「 藤原氏の正体 」 日本書紀の疑問から 藤原氏の出自や悪行をまとめた歴史本〜異説ではあるが、通説と異なる説を立証しようとした面白さはある。 梅原猛 氏に近い仮説が多いなか、驚いたのは 藤原鎌足=百済王 豊璋(ホウショウ) 説。日本の律令制と天皇制を千年 牛耳った藤原...

関裕二 「 藤原氏の正体 」 日本書紀の疑問から 藤原氏の出自や悪行をまとめた歴史本〜異説ではあるが、通説と異なる説を立証しようとした面白さはある。 梅原猛 氏に近い仮説が多いなか、驚いたのは 藤原鎌足=百済王 豊璋(ホウショウ) 説。日本の律令制と天皇制を千年 牛耳った藤原氏の祖が 朝鮮国王という仮説になる。 著者の興味深い仮説 *日本書紀は藤原不比等の思惑そのもの *藤原鎌足=百済王 豊璋(ホウショウ) *藤原不比等が 律令と天皇を悪用の基盤を作った *藤原氏は悪行の祟りを恐れて 善行を行なった

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2020/12/11

2020/12/09:読了  中臣鎌足が、百済の豊璋だったというもの。  そういえば、少女マンガの天智と天武も、そんな設定だった。  藤原氏が豊璋から始まるかはよう知らんけど、当時は、日本と百済・新羅・任那(伽耶諸国)は、人の往来が多くて、そんなこともあったのかもしれない。  だ...

2020/12/09:読了  中臣鎌足が、百済の豊璋だったというもの。  そういえば、少女マンガの天智と天武も、そんな設定だった。  藤原氏が豊璋から始まるかはよう知らんけど、当時は、日本と百済・新羅・任那(伽耶諸国)は、人の往来が多くて、そんなこともあったのかもしれない。  だいたい、日本国内だって、九州と大和は、伽耶諸国と日本の関係みたいなもんだったのかもしれないし。  藤原氏の平安時代は、国風文化が生まれたと、それなりに評価して良いのかと思っていたが、最近読んだこの人の別の本では、『平安時代は、平和な時代ではない。繁栄したのは藤原氏だけだった。東北蝦夷征伐は長期化し、人々は疲弊した。』とあった。  ※「縄文」の新常識を知れば、日本の謎が解ける。    関裕二  基本的に対立をあおって、自分の地位を確保するという考え方は好きでない。  平安時代以降も、いっていの勢力をたもちつつ、きっと今も、何らかの影響力をもった本剤なんだろう。なかなか判断が難しい統治者だと思った。

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