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モノ書きピアニストはお尻が痛い 文春文庫

青柳いづみこ【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2008/11/10
JAN 9784167753146

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商品レビュー

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2021/12/19

20年ほど前に、様々な媒体に発表された文章をまとめたエッセイ集。 もちろん、文庫となった2008年からも、すでに十数年経っている。 ただ、今読んでも面白く読める一冊だ。 青柳さんのことは、ドビュッシーの楽譜を分析した本のことを新聞で読んで知った。 演奏家としてだけでなく、音楽学...

20年ほど前に、様々な媒体に発表された文章をまとめたエッセイ集。 もちろん、文庫となった2008年からも、すでに十数年経っている。 ただ、今読んでも面白く読める一冊だ。 青柳さんのことは、ドビュッシーの楽譜を分析した本のことを新聞で読んで知った。 演奏家としてだけでなく、音楽学の方でも業績を残す、とんでもない才能だと思ったことを覚えている。 その才能は、きっとお祖父さん譲り。 仏文学者青柳瑞穂が、その人だという。 そして、そのアイディンティティが、この人にとって相当大きいものであることが、本書からわかる。 そういった「二足の草鞋」を履くことの意義と難しさも、本書にはしっかり書かれている。 音楽であれ、本であれ、批評とは本当に難しい。 (演奏家がそんなに批評を気にしているとは知らなかったが。) ピアノを弾くとき、指を曲げるか伸ばすか論争。 それを提起したのは青柳さんだったのか。 たしかに、5年ほど前、30年ぶりにピアノのレッスンを再開したとき、昔と違い指をそれほど丸めなくていいと指導され、びっくりしたことを、自分の経験として知っている。 どちらかが絶対的に正しいわけでないが、どちらで育ってきたかによって、レパートリーに若干差がつくという話は面白かった。 あとがきが小池昌代さんだということもあって、本書を買った。 なんか、二倍得をした気分。

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2018/03/18

マルセイユのあばずれ娘、若い日からの大酒のみ!個性的なピアニストだということを文章の端々に感じる。ドビュッシーの演奏及び文筆両面の専門家のようだが、ドビュッシーのイメージからは、この方の素顔が遠いことが面白いところ。演奏前の緊張を描いている文章、また批評家の文章の難しさ、また演奏...

マルセイユのあばずれ娘、若い日からの大酒のみ!個性的なピアニストだということを文章の端々に感じる。ドビュッシーの演奏及び文筆両面の専門家のようだが、ドビュッシーのイメージからは、この方の素顔が遠いことが面白いところ。演奏前の緊張を描いている文章、また批評家の文章の難しさ、また演奏者への影響の大きさなどの文が実に興味深く読めた。またドビュッシーとワーグナー、あるいはラヴェルやマーラーとの比較なども面白い。お淑やかな印象を与える女性ピアニストの実像は中村紘子もそうだったが、実は大きなギャップがありそうだ。しかし、舞台上で多くの人を前にする人なら、むしろ当然なのかも知れない。

Posted by ブクログ

2014/11/01

ピアニストと文筆業。表現と評論、だいぶベクトルの違うようにも思えるこの二つを、分かちがたいものとして生業にしている人。 演奏を聴きに行ったことは残念ながらないけれど、少なくともどっちつかずなんていうレベルじゃないことは文章からも察せられる。 ピアノとペン、それぞれに没頭するときの...

ピアニストと文筆業。表現と評論、だいぶベクトルの違うようにも思えるこの二つを、分かちがたいものとして生業にしている人。 演奏を聴きに行ったことは残念ながらないけれど、少なくともどっちつかずなんていうレベルじゃないことは文章からも察せられる。 ピアノとペン、それぞれに没頭するときの心境が赤裸々につづられていて面白かった。とくに最後の章「演奏することと書くこと」。 ドビュッシーやリストなどたびたび登場する著名人の曲について多少なりとも知っていれば、もっと深く楽しめると思う。

Posted by ブクログ

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