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定本 日本近代文学の起源 岩波現代文庫 学術202

柄谷行人【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2008/10/18
JAN 9784006002022

定本 日本近代文学の起源

¥1,375

商品レビュー

4.3

17件のお客様レビュー

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2024/04/03

正直に言うと、ほとんどよく分からなかった。 でもそれは私の背景知識と読解力の不足によるものだと思う。 しかし、第5章「児童の発見」はよく理解できたし、非常に鋭い考察だった。 「子供」という概念は,近代に生まれたモノであるという趣旨の論には胸を打たれた。ここだけで星4。 また文学...

正直に言うと、ほとんどよく分からなかった。 でもそれは私の背景知識と読解力の不足によるものだと思う。 しかし、第5章「児童の発見」はよく理解できたし、非常に鋭い考察だった。 「子供」という概念は,近代に生まれたモノであるという趣旨の論には胸を打たれた。ここだけで星4。 また文学関連の知識を身につけた時に、他の章もきちんと読み直したい一冊だった。

Posted by ブクログ

2023/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

勉強になった。近・現代の作品は幾何学的遠近法に基づいている。リアリティも重視される。いずれまた読み返す。

Posted by ブクログ

2020/06/25

文学的に相当訓練を積まないと、本書を了解していくことは困難だ。しかし、その大意を掴むことができれば、本書が扱う問題に関して、現代にも通じている事情が分かるはずである。キーワードの一つが風景の発見であるが、それは今まで人々が見てこなかった風景を発見するということである。ただ、そうし...

文学的に相当訓練を積まないと、本書を了解していくことは困難だ。しかし、その大意を掴むことができれば、本書が扱う問題に関して、現代にも通じている事情が分かるはずである。キーワードの一つが風景の発見であるが、それは今まで人々が見てこなかった風景を発見するということである。ただ、そうした新たな風景を発見するには、同じく新たな方法を会得する必要がある。明治期は、ヨーロッパ文学の新しい潮流に触れたことで、日本文学の新しい動きが起こり、日本人は風景を発見したと本書は論じる。結びに、そんな近代文学も活力を失ってしまったという。近代文学の革新性は俳諧文学の再構成からも来ており、正岡子規の写生文にせよ、夏目漱石にせよ、俳諧のカーニバル気分を受け継ぐものであるという。つまり、江戸時代に多数人が集まり、句に句を付け足していく連歌を楽しみ、人々に開いて祭りのようだった、その気分がカーニバル気分である。翻って、私が行う、和歌の再構成や日記文学の再興、批評の立ち上げなど、それがカーニバルになるか、私も分からない。とはいえ、本書の視点は重要であった。

Posted by ブクログ

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