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『源氏物語』の男たち(上)
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『源氏物語』の男たち(上)
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商品レビュー
3
5件のお客様レビュー
源氏物語 復習 その1 男性登場人物像の読み解きエッセイかな。 古文は日本語ではあるけれど、訳者の嗜好・感情は多分に含まれるんでしょう。瀬戸内寂聴氏の方が、男性に甘いかもと。田辺聖子訳の本編も読まないとですね。
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学校で誰もが一度は学ぶ『源氏物語』を「男たち」という別の切り口から見るのもおもしろそうだと感じたため選びました。
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紫式部の『源氏物語』に登場する男たちの魅力を語った本です。上巻では、光源氏と夕霧の2人が取り上げられています。 須磨に落ち延びる以前の源氏のプレイボーイぶりよりも、帰京を果たしてから中年に至るまでの源氏の人間くさいところにスポットが当てられており、おもしろく読めました。 ただ...
紫式部の『源氏物語』に登場する男たちの魅力を語った本です。上巻では、光源氏と夕霧の2人が取り上げられています。 須磨に落ち延びる以前の源氏のプレイボーイぶりよりも、帰京を果たしてから中年に至るまでの源氏の人間くさいところにスポットが当てられており、おもしろく読めました。 ただ、光源氏のそのときどきの振る舞いが、どのような背景のもとでなされたのかということや、どのような効果を(主に女性たちに)及ぼしたのか、ということは、見事に読み解かれており、著者の解説で腑に落ちるところが多かったのですが、それでもなお、一男性読者としては、源氏の人物が見えてこないという気がしてしまいました。薫の場合には、おたおたしているところや、理想ばかりに目が向いて目の前の女性のことが見えなくなってしまう心情などを内側からたどることができるように感じて、親しみがもてるのですが、源氏に対してはどうしても「こんな男いるかぁ?」みたいな気持ちが先に立ってしまいます。
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