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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 偕成社 |
発売年月日 | 2008/10/01 |
JAN | 9784037500900 |
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天と地の守り人(第一部)
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天と地の守り人(第一部)
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商品レビュー
4.4
34件のお客様レビュー
ついに守り人シリーズ最終巻に手を出した。バルサの物語が終わるのが寂しくてずっと読むのを先延ばしにしていた。 精霊の守り人に出会ったのは小学生の時。精霊の守り人の発売から10年で天と地の守り人が発売されたというので、初読から10年以上経っているという事は、だいたい同じ時間の感覚で読...
ついに守り人シリーズ最終巻に手を出した。バルサの物語が終わるのが寂しくてずっと読むのを先延ばしにしていた。 精霊の守り人に出会ったのは小学生の時。精霊の守り人の発売から10年で天と地の守り人が発売されたというので、初読から10年以上経っているという事は、だいたい同じ時間の感覚で読んでいることになる。たまたまだけど。 当時はチャグムと同じ年齢だったから、チャグムと同じ目線で読んでバルサ大好き!みたいな気持ちでいたけど、バルサの年齢に近づいている今はバルサ目線で読んでしまう。チャグムが成長したことはとても嬉しいけれど、あの幼いチャグムとは違うことに寂しさもある…。 と、ここまで書いて感想ではなく思い出語りになってしまいました。 あるようなないような望みを抱いて旅をするチャグムを、ずっと心配していたバルサ。その追い詰められ具合はこちらの胸が痛くなるくらいだった。途中カシャルの家で読んだチャグムがバルサに宛てた手紙からは、気遣いや覚悟が伝わってきて私も自然と涙が出た。そんな2人がやっと再会できたときは本当に嬉しかった。これからの2人の旅は決して楽な道のりではないだろうけど、バルサとチャグムが一緒に旅できる幸せを感じながら、2人がたどり着く先をこの目で見たい。
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いよいよラスト三部作に突入。 前作「蒼路の旅人」で海に飛び込んだチャグムを追ってバルサが動き出した。 チャグムの計画は、たくさんの複雑な各国の事情や、チャグム自身が新ヨゴ皇国ですでに死んだ者として扱われている事実、また、予想以上のタルシュの力の及び方を前に思ったようには進まない。 なんと、カンバル王側近にもタルシュの息がかかっていた・・・! 誰にどんな思惑があって、どことどこがつながって・・・あぁ、もう混乱! 私の頭では一度さらっと読むだけでは、あちこちにほころびがあって、読みながら頼りない記憶をさぐる、読み進める、一度頭の中で整理してみる、読み進める、記憶をさぐる、頭の中で整理・・・んあぁぁぁ!となる。 驚いたことに、上橋さんは執筆の際、プロットを立てたり、メモをとったり一切しないとのこと。あとがきにそう書いてあって、どんな頭脳をお持ちなのか察しがついた。この頭脳がなければ、いくら筆力があってもこんな壮大な物語はできまい、とつくづく思った。 バルサとチャグムが再び、試練を共にすることとなって、わくわくせずにはいられない!すぐにでも第2部へ突入したくなる本作たっだ。
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守り人シリーズ、そして旅人シリーズの集大成となる最後の物語。今までの話が統合されて出てくる感じで、一気読みしてきた身としては感慨深いものがある。何年もかけて読んでいたら登場人物を忘れてそう(笑) チャグムの足跡を追いかけて、いつもぎりぎりのところまでたどり着くのになかなか会えずにもどかしく感じたが、最後にああなってこうなって、うーん序章にぴったりだという展開とオチ。 しかし世界観が広がりすぎたせいもあるかと思うが、タルシュ帝国がロタ王国に感づかれてほしくなかったことをチャグムはイーハンに教えたかどうか、というところが省略されていたり、チャグムの追手がそれだけしかいなかったの!?と疑問に思ったりする場面もあった。追手といえば、バルサが人を殺したのは(このシリーズでは)初めてじゃないかな…。それだけ緊迫感があったということか。
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