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MURAKAMI
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MURAKAMI
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商品レビュー
3.2
6件のお客様レビュー
「W村上」と呼ばれ、互いに比較されることの多かった村上龍と村上春樹の作品を対比し、両者が時代の問題とどのように向き合ってきたのかを考察した本です。 「アメリカ」「戦争」「セックス」「バブル経済」「崩壊の予兆」「十四歳」といったテーマに基づいて、両者の作品を対比しているのですが、...
「W村上」と呼ばれ、互いに比較されることの多かった村上龍と村上春樹の作品を対比し、両者が時代の問題とどのように向き合ってきたのかを考察した本です。 「アメリカ」「戦争」「セックス」「バブル経済」「崩壊の予兆」「十四歳」といったテーマに基づいて、両者の作品を対比しているのですが、そのぶん、一つ一つのテーマについての掘り下げが、少しもの足りなく感じます。 とはいえ、両者を対比することで、同じ時代に同じ問題をめぐっての取り組み方に両者の個性が色濃く出ていることが明確にされていると思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
村上春樹・龍両氏の小説やエッセイを殆ど読んでいる 身としてはとても気になる本であったので読んでみました。 最近は専ら村上春樹ばかり読んでおりますが 大学生時代は村上龍を狂ったように読み漁っていましたのでね。 サブタイトルのように両氏がデビューした1970年代から2000年代 にかけての時代背景と発表された作品を並べて 強引ではありつつも共通点などを探して考察しています。 両氏の作品を一通り読んでいる私は納得できる部分も多くて 面白く読むことが出来ました。 ただ筆者も冒頭で述べているように村上春樹と村上龍の両方を 好きという人はあまりいないようなのでこの本の内容に 果たして需要はあるのだろうかと心配になります。 というのもせっかく2人の作品を対比させても どちらかを知らなければイマイチ論点が分からないと思いますので。 とはいえ個人的には結構昔に読んだ村上龍の作品を 読み直してみようかなとそんなことを思わせてくれたり 読み物として面白かったと思います。
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両村上が小説を書き始めた70年代後半から、現代までの日本の雰囲気のようなものを中心に解説。 作品自体に関する話は少ないしあまり参考にならない。
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