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街道をゆく 新装版(8)
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街道をゆく 新装版(8)
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商品レビュー
3.6
9件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
以下抜粋~ ・結局、川へはダムの底の水が流れこむために濁るだという。ダムの底の水は水温が低く、自然、古座川の水温も低くなってそれまで淡水魚の宝庫といわれたこの川に魚があまり棲まなくなったというのである。なるほど氾濫はふせげたが、差引すればどうだろうかという疑問が村々にある。 「河川土木に限りませんが、自然に手を加えるというのは、むずかしいものですな」 ・インド神である牛頭天王は、祇園精舎の守護神で、とくに疫病をふせぐ神であった。 京都の八坂神社は日本の神であるスサノオノミコトよりも、その本地であるインドの牛頭天王を信仰していた。 これによって八坂郷がインドの地名の祇園とよばれるようになったわけである。 ・徳川幕府の草創のときの大方針の一つは、水軍を絶滅させることにあった。織田・豊臣家の水軍である熊野水軍の九鬼氏を、丹波の山奥に移封させたように、久留島氏(伊予の来島水軍)も、この豊後森というような海とはまったく無縁の山奥に移されたのである。 ・薩摩は士族文化の国で、その士族文化というのは、つきつめていえば相手に対する優しさと鄭重さにあるように思われる。 ・朝鮮侵略が、焼物戦争といわれるゆえんはそれで、その焼物戦争以前の日本の食器など諸道具というのはほとんど漆器だったことを思うと、日本文化はかれらに負うところが量り知れぬほど大きい。
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種子島道の章から読み始めた。(HPの日記より) ※2008.4.15購入、これより旧版 2008.4.15読書開始 2008.6.1読了 売却済み
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若衆組や種子島の歴史など、興味深い知識が溢れている。 今の年齢になってこそ楽しめる作品だと思います。
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