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パリ行最終便 新潮文庫

渡辺淳一(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1977/05/30
JAN 9784101176024

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商品レビュー

2.8

7件のお客様レビュー

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2010/05/28

別れた彼を忘れるため…

別れた彼を忘れるためにアムステルダムで暮らす靖子のもとに…

文庫OFF

2019/06/18

別れた男を忘れるためにアムステルダムで暮す靖子。その彼からパリで会いたいという航空便が届く。巧みな心理描写で描く作品集。

Posted by ブクログ

2016/12/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1977年刊。表題作72年初出。短編8本。  玉石混交。  その中で表題作は、女が、未練を感じる別れた男を振り切れるか、という万人受けしそうな作。  だがそれよりも、  初老の男が懸想するホステス女性には、若い男の影。自らの老いに気付きながらも、我がジェラシーを否定できない。  この救い難き男の業を描く「ヴィテデオテープを見るように」。  堕胎は女の不幸か。子供は宝だと何の衒いもなく諸手を挙げて言い切れるか、を問う「胎児殺し」。  既婚男に堕胎を繰り返させられる女が、堕胎術時の何かに狂わされていく「甘き眠りへの誘い」。 これら3本は読ませる小説か。  著者についてみれば、古い作品の場合、医師らしい醒めた視座と題材に基礎づけられる作品が含まれるが、先述のうち、後2本の作はその例であり、なかなか感慨深い。

Posted by ブクログ

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