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老検死官シリ先生がゆく ヴィレッジブックス

コリンコッタリル【著】, 雨沢泰【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ヴィレッジブックス
発売年月日 2008/08/20
JAN 9784863320659

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商品レビュー

3.5

7件のお客様レビュー

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2012/10/13

ラオスのご老人検死官シリ先生の一作目。シリーズと知らずに先に二作目は読了済。どなたかのレビューにもあったように、いきなりこの作品を読んだとしたら、世界観に入り込むのに苦労したのではないかと思います。偶然だけど先に「三十三本の歯」を読んでいて良かった。死者の霊魂と意志の疎通ができて...

ラオスのご老人検死官シリ先生の一作目。シリーズと知らずに先に二作目は読了済。どなたかのレビューにもあったように、いきなりこの作品を読んだとしたら、世界観に入り込むのに苦労したのではないかと思います。偶然だけど先に「三十三本の歯」を読んでいて良かった。死者の霊魂と意志の疎通ができてしまう老検死官が、社会主義国ラオスの官僚社会の中で事件の真相を探偵ばりに解き明かしてゆくお話。会話がとてもシニカルで楽しい。逆にこのシニカルな感じを楽しめないタイプの読み手だと、何が起こっているのかわけがわからないままくだらない会話が続いて妙な儀式は出てくるし、つまらないと思って終わりかも。ラストはちょっと意外だった。歯の方から先に読んでいたのでそういうことか、と思い出して後から納得。アジアンな雰囲気の不思議ミステリ。面白かったです。

Posted by ブクログ

2012/07/15

ラオスにただ一人の検死官シリ先生が探偵役のミステリです。書かれたのは結構前なんですね。歴史的事件からの経過時間がおかしくない?と思ってから舞台の年代に気がつきました。恥ずかしながら地理的にも政治的にも文化的にも前知識を持っていない国の話なので、まずそこについていくのが一苦労。隣国...

ラオスにただ一人の検死官シリ先生が探偵役のミステリです。書かれたのは結構前なんですね。歴史的事件からの経過時間がおかしくない?と思ってから舞台の年代に気がつきました。恥ずかしながら地理的にも政治的にも文化的にも前知識を持っていない国の話なので、まずそこについていくのが一苦労。隣国との微妙な関係をほのめかされても、実際にどんな状況なのかわからない。己の不勉強が招いた結果なのですが、理解できないところが随所にあり、読むのに苦労しました。 それでも最後まで読めたのはキャラクターの良さ。あくまで自分の感覚を信じ、幽霊にだって好かれてしまうシリ先生を始め、しっかりものの看護婦さんや秘めた才能の片鱗を見せる助手。事件は二の次、魅力的な彼らの活躍が楽しかったです。

Posted by ブクログ

2010/08/18

やー、こういう本大好きです。なんといっても著者のユーモアある語り口が絶妙だし、ラオスで唯ひとりの検視官にして不承不承の霊媒師でもあるシリ先生、助手のグン君とデツイ看護婦のトリオはじめ、シリ先生に切り開かれる死人に至るまで、キャラクターがみな魅力的なこと。ラオスはたしかにアジアの共...

やー、こういう本大好きです。なんといっても著者のユーモアある語り口が絶妙だし、ラオスで唯ひとりの検視官にして不承不承の霊媒師でもあるシリ先生、助手のグン君とデツイ看護婦のトリオはじめ、シリ先生に切り開かれる死人に至るまで、キャラクターがみな魅力的なこと。ラオスはたしかにアジアの共産主義国だけど、周りのカンボジアやベトナムや中国ほど極端なことはしない、いい意味でええかげんな感じがします。行ったこともないくせに勝手なことを書いてますが、きっとこの小説に流れているような空気が(少なくとも70年代には)流れていたんだろうなあと想像してみたりします。と、のんびりした空気と諧謔あふれる文章を楽しんでいるうちに、意外にも事件はシリアスな国際陰謀めいた様相を帯びはじめ、同時に、人生の終わりにさしかかったシリ先生にも仰天するようなことがふりかかり、最後の最後まで気が抜けません。シリ先生のためにラーおばさんがつくってくれるサンドイッチのように、端から端まで楽しめる、おいしい本なのです。

Posted by ブクログ

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