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鍵のかかる部屋 新潮文庫

三島由紀夫(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2003/09/01
JAN 9784101050287

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商品レビュー

3.5

22件のお客様レビュー

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2010/05/28

三島由紀夫の短編は文…

三島由紀夫の短編は文章、タイトル、構成、題材すべてに彼の魅力、個性、美学が貫かれている。表題作にもそれがあります。女神の次にこれが好きです。

文庫OFF

2010/05/28

マルキ・ド・サドの影…

マルキ・ド・サドの影響が濃い表題作は、耽美で残酷なところが良いです。

文庫OFF

2022/09/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三島の短編集三冊目は、意外にも"読みづらく"、本作を三島由紀夫文学の第一冊目として読んでいたら、三島にはハマらないだろうなあと思いました笑。三島ならなんでもノれると思っていたので、自分でも意外な発見。 「訃音」「鍵のかかる部屋」など、大蔵省時代の様子が垣間見える作品は面白かった。「果実」のレズビアンの二人の話や。「美神」なんかも好きでした。 特に気に入ったのは「死の島」で、三島はベックリンの絵は見たことがあったのだろうか、ラフマニノフの方も聞いたことがあったのだろうか、なんて思ったり。最初は勝手に和風っぽいなあと思っていたのですが(心に浮かぶは「竹生島詣」)、途中からヨーロッパに迷い込んだと言うか、ベックリンの絵の中に迷い込んだような読了感が面白かった。 「鍵のかかる部屋」での、仕事場でふとしたことを考えている自分、夢に引きずられる自分、官庁の建物をああとらえる人間、というものをよく理解できる。 …前途有為というやつは、他人の僭越な判断だ。大体この二つの観念(私註: 自殺・前途有為)は必ずしも矛盾しない。未来を確信するからこそ自殺する男もいるのだ。… …「前略、生存しております、敬具」…『生存しています、と書いたとき、あいつは自殺の決心をしていたろうか』と一雄は考えた。『不在証明(アリバイ)をつくった葉書。あいつは多分事実を報告したにすぎないんだ。あいつがあの葉書を書いたとき、多分あいつは、自分の死後にも必ず他人たちが生存して、葬列に加わることを知っていた。世界が崩壊するなんて、幻想にすぎないことを知っていた。他人は永遠に生き永らえることを知っていた。こんなことを確実に意識したら、自殺するほかないだろうな』不死は、子や孫にうけつがれるなんて嘘だ。不死の観念は他人にうけつがれるのだ。… ウィキペディアの奥野健男の引用によれば、「この時期の作品は「夭折をあきらめ生を全うすること」にしていた戦後の三島が、現代文学の主流になるために試行錯誤や実験をしていた地盤固めの作品群である」とのことで、この作品は1954年のものなので、この近辺のものを読むときは忘れない様にしようと思う。 「蘭陵王」は生き生きとした短編で、紹介される能がたまたま知っていた能だからよりいっそう理解できた。私の好きな「清経」と「松風」。能は本当にちゃんと勉強しないといけないですねえ

Posted by ブクログ

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