成功について知りたくて読書。 書店にあふれ、私も読書する本の半分くらいを占めるいわゆる成功本についての評論。著名な成功本を分析して否定するのかと思いきや、全否定ではなく、そのまま鵜呑みにしたもダメだよと矛盾点を指摘している。 日経平均株価がどん底だったら2003年には翻訳された成功本がベストセラーになった現象は興味深い。 確かにそのまま著者の体験を実践しても合わない可能性があることは容易に想像できる。再現性を高めるためには相性が合う著者や本を探すか、部分部分を参考にして自分の中で応用させるかだと思う。 人間の四つの傾向として、勇、親、愛、智と分類し紹介している。その人の価値観、環境、性格によって成功の定義も異なれば、必要な要素や現実的な方法も異なるのは当然。その人その人にあったオートクチュールでの指導が受ける環境が望ましい。そのためには、直接、人を見てアドバイスをくれるようなメンターや師匠的な存在が必要となると読み取る。 成功本を読んで一時的に燃え上がるがすぐに鎮火する体験はよくあると思う。「続ける」技術である行動科学の原理などを活用して、続けられる環境と仕組みを作る。しかし、何よりもその前提として、自分にとって成功とは何か。本当に心から達成したいと考えている目標なのか。具体的にその色や形、手に入れた時の感情までもイメージできちゃうくらい明確な願望なのかを再点検することが重要だと、学生時代から自己啓発マニアだった私の23歳7月の氣づき。 凡事徹底って言葉は素晴らしい。 まだまだ自己分析と自己客観視が弱いなと反省。ぜひ著者の成功本を読みたい。 読書時間:約50分

「世界は秩序正しい法則に寄って動いとる。 成功も失敗もその法則に従うて生まれとる。 だから、その法則に合わせて自分を変えて いかなあかん。その法則と自分のズレを 矯正することが、成功するための方法であり、 成長と呼べるんや」 「自分にとってうれしゅうないことが起きても、 まず嘘でもいいから『運が良い』て思うんや。 口に出していうくらいも勢いがあってもええで。 そしたら脳みそが勝手に運がええことを探しはじめる」 ー夢をかなえるゾウー つまり、極論すれば、すべての成功法則は 潜在意識を成功モードに書き換えるための ノウハウと言っても過言ではないのです。 ネガティブ思考が頭をもたげてきてしまうときには どうしたらいいのか。そういうときは、無理にネガティブ 思考を意識下に押し込めるのではなく、「きっとうまく いかない自分は思っている」とネガティブ思考（そう 思考しているという事実）をまず認めてしまうこと。 そして、「そうか、うまくいかないと思っているのか」と 第三者の視点で自分のネガティブな思考内容を認めるのです。 不思議なもので、この手法を使えば、ほとんどの恐れや不安は 解消します。 「できないとさっきまで思っていた」というように 過去化してしまうテクニックを活用しー こうしたアクションを心がけ、継続的に実行していけば 潜在意識は少しずつ変化していきます。ただし、あくまでも 少しずつです。 続けているとしばらくしてから 自分の変化に気づくはずです。 何となくいいことばかりを考えるようになったとか、 根拠はないけれど自分にはできるような気がするとか、 ほんのささいな変化ですが、そのような変化に気づくように なれば、潜在意識は確実に書き換えられているといって いいでしょう。