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新しい貧困 労働、消費主義、ニュープア

ジグムントバウマン【著】, 伊藤茂【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社
発売年月日 2008/08/11
JAN 9784791764242

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商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2022/08/19

文章は平易とは言い難く、何を言っているのか良く分からないという部分も少なからずあった。私の読解力が乏しいのか、翻訳が不適切なのかは何とも言えないが... 人間廃棄物 現代社会の貧困について「余剰人口」とか「人間廃棄物」などという強い言葉を使って説明している点が何よりも印象深く感...

文章は平易とは言い難く、何を言っているのか良く分からないという部分も少なからずあった。私の読解力が乏しいのか、翻訳が不適切なのかは何とも言えないが... 人間廃棄物 現代社会の貧困について「余剰人口」とか「人間廃棄物」などという強い言葉を使って説明している点が何よりも印象深く感じた。 先進国では余剰な人口の捌け口を途上国に求めることで当座の問題を回避することができたため現在のような発展を遂げることとなったが、彼らによってすべてを使い尽くされてしまった今、途上国には「余剰」を処理するための手段が残っていない。こうして溢れた人たちの最終的なはけ口として挙げられているのが「ゲリラ部隊」や「難民」としての道であるとされている。労働・経済発展という側面からこれらの問題に結びつきが生まれるとは思っていなかったし、途上国の問題を先進国に住む我々が無視していいということにもならないのだろう。先進国においても「犯罪者」として社会から隔離することで「廃棄物」問題から目を背けてしまっている。社会が悪いのではなく、犯罪を起こす人が悪い、という風にである。 AIや自動化が叫ばれている中、「余剰人口」は増えていく一方だろう。いつ、誰が「余剰」な人間になる変わらない中、すでに「廃棄」されてしまった人から目を背けることは許されないことだろう。 労働倫理 今の我々にとっては働くことは当たり前なことだが、なぜ当たり前になったのかというのが労働倫理の形成を通じて述べられている。もとは資本家が労働力を集めるために作られたもので、被雇用者がその考えに順応して消費社会を受け入れたことが今日の我々の労働に対する考えであったが、これによって貧困に陥るのはその人の能力や意志に欠陥があるからだとみなされるようになってしまい、社会はこういった人を単なる「廃棄物」としてしか見なさなくなってしまった。 生産社会から消費社会へと転換した今、労働倫理は人間の基本的権利の保障を前提とした新たな倫理へと生まれ変わらなければならない。この主張はすでにオッフェによってなされている。内容としてはベーシックインカムのような考え方であるが、私たちには容易には受け入れられないだろうともされている。 経済発展の過程で徐々に労働倫理が発展していき今では貧しい人々を追いやるような考えへと変化してしまっている。我々が今持っている労働に対する考え方というのも無条件で受け入れて良いものではないのだろうと感じる。

Posted by ブクログ

2014/11/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

近代、工業化が貧民を労働者として掬い上げることは社会秩序の安定にも繋がったが、生産性の向上が産んだ現代の「失業」は既に「余剰」である…と、分析はいいけど、訳者あとがきにもある通り、踏み込み不足感が強い。ページ数が足りないのかな?

Posted by ブクログ

2011/04/06

労働倫理が逆に貧困者を貧困から抜け出すことを妨げる、という論旨に目から鱗。学校現場でしばしば見られている労働倫理への従属性が、社会改変の妨げになるのかも、ととびきりでっかい謎を残してくれた一冊。読んだ人の専門性によって、生まれる謎は形を変えるだろうけど、刺激的な社会観をプレゼント...

労働倫理が逆に貧困者を貧困から抜け出すことを妨げる、という論旨に目から鱗。学校現場でしばしば見られている労働倫理への従属性が、社会改変の妨げになるのかも、ととびきりでっかい謎を残してくれた一冊。読んだ人の専門性によって、生まれる謎は形を変えるだろうけど、刺激的な社会観をプレゼント、もしくは、それを考える視座を与えてくれることは間違いない。現代社会を学ぶ人はとりあえず読まなきゃ。バウマン先生の本にしては読みやすいです。

Posted by ブクログ

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