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マリー・アントワネットとマリア・テレジア秘密の往復書簡

パウル・クリストフ(編者), 藤川芳朗(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2002/09/26
JAN 9784000248013

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商品レビュー

4.1

10件のお客様レビュー

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2020/02/16

フランス革命で悲劇の死を遂げたマリー・アントワネット。幼くしてフランスへ嫁ぐ娘の身を案じたオーストリア女帝マリア・テレジアは,育てきれなかった想いを込めて,毎月手紙の定期便を送ります。そこには,娘の評判を案じ,身の振る舞い方を教えたり,本を読むように諭したり,太りすぎないように注...

フランス革命で悲劇の死を遂げたマリー・アントワネット。幼くしてフランスへ嫁ぐ娘の身を案じたオーストリア女帝マリア・テレジアは,育てきれなかった想いを込めて,毎月手紙の定期便を送ります。そこには,娘の評判を案じ,身の振る舞い方を教えたり,本を読むように諭したり,太りすぎないように注意をしたり,と,偉大なる女帝と心配性の母親の両面が描かれていて,時代を超えても変わらないものがある,と思わされます。 同時に,当時のヨーロッパの情勢や宮廷での暮らしぶりがよくわかり,歴史資料としても一級品です。 さらにこの本の興味深いところは、二人の書簡だけでなくオーストリア大使メルシーとの書簡も引用され、より深く状況が理解できるようになっていることです。放埓なふるまいに対する母からの苦言に、娘は健気な返事をよこしますが、メルシーからは、娘がまったく反省しておらず、事実と違う言い訳を書いているという情報が寄せられたり。何度も、「このままでは娘は破滅です」という嘆きがあり、歴史に「もしも」はありませんが、アントワネットが母の戒めに従っていたら、フランス革命も違ったものになったのではないか、と思わずにはいられません。娘の悲劇を知らずにこの世を去ったことが、せめてもの救いだと思えます。私はついつい母親目線で読んでしまいましたが、娘目線で読むと、また違った印象にもなるかも知れません。 「ベルサイユのばら」が好きな人には,あのストーリーの裏付け資料として,さらに楽しむことができるでしょう。こういった資料が、ハプスブルク帝室文書館に残っているところが文化の力だなと思います。 歴史は確かに、一個の生きた人間が作ってきたと思える一冊です。

Posted by ブクログ

2020/02/09

あまりにも有名なこの二人の往復書簡。大変な労作です。上野の国立西洋美術館で開催された『ハプスブルク展』の解説ナレーションの中で、おそらくこの本の内容から、往復書簡が引用されていました。そんな物が残っているなら、ぜひ読みたい!と思って探し、読み始めたのです。予備知識は…。そうですね...

あまりにも有名なこの二人の往復書簡。大変な労作です。上野の国立西洋美術館で開催された『ハプスブルク展』の解説ナレーションの中で、おそらくこの本の内容から、往復書簡が引用されていました。そんな物が残っているなら、ぜひ読みたい!と思って探し、読み始めたのです。予備知識は…。そうですね。『ベルばら』とかツヴァイクの『王妃マリー・アントワネット』くらいは読んであると、対比が出来てすごく面白いです。 マリア・テレジアの賢母ぶりは、予想通りでしたが、世間で言うほど、マリー・アントワネットが愚かな印象でなかったのは意外でした。筆跡を見ると、確かに、もう少しお勉強した方がいいと感じますが、往復書簡の内容を見ると、決して彼女の評価は悪くありません。本人も思慮ある言説が見られて、デュ・バリ夫人との確執など、フィクションとは違う印象を与えます。 そう、まさに陷阱に墜ちた、素直な女性という感じで、王太子、後のルイ16世との仲も、想像されるほど悪い感じではなくて、歳の近い友人というか、男雛女雛のようななごやかさが感じられて、この人達が革命によって粛清を受けたのは、時代が変わっていく時の、民衆の憎悪が、事実を想像で歪めてしまった部分も大きかったのかな…と。彼女たちの好物だったココアを飲みながら考えました。 母は娘に「ドイツ人であれ。」といい、嫁いだ先では、「フランス人ではない。」と隔てられ…子供を待望されながら、一方では自身が教育を受けるべき、幼い子供のように扱われて、アントワネットはある意味いつも、二律背反の中でいたのかも知れず、いかめしいお目付け役や政治的な橋渡しの他に、同性の年齢の近い人で、聡明な友人がいたら、歴史は違っていたと思います。 それにしても、手紙の中で、母娘が諭したり甘えたり、家庭の中のことを話し合っている様子は、とても人間的で、程度はどうあれどこも同じと、微笑ましくもなりました。

Posted by ブクログ

2014/01/22

面白かった。自分の母子関係と照らし合わせて読むと、マリー・アントワネットが14歳で嫁入りしたことを思うと、なお感慨深い。

Posted by ブクログ

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