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庶民たちの平安京
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庶民たちの平安京
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商品レビュー
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6件のお客様レビュー
平安時代と聞いて何を思い浮かべるだろうか? 大体の人は源氏物語、優美な世界、王朝文化、煌びやか…などなど、貴族の生活をイメージするのではないかと思うし、わたしもそうだった。 そんな中、平安時代の庶民たちに焦点を当て、当時に書かれた日記などの史料を読み解き庶民の生活を分析していく本...
平安時代と聞いて何を思い浮かべるだろうか? 大体の人は源氏物語、優美な世界、王朝文化、煌びやか…などなど、貴族の生活をイメージするのではないかと思うし、わたしもそうだった。 そんな中、平安時代の庶民たちに焦点を当て、当時に書かれた日記などの史料を読み解き庶民の生活を分析していく本書、めちゃくちゃ面白い。 序章から「庶民たちが内裏であばれた!」というような目を引く話で心を奪われる。 数々の文献や史料から、庶民の生活や主人である貴族との関係性、実際にどのように働いていたか、家や住所など、どんどん読み解かれていくのがとても面白い。 小右記や池亭記など、なかなか普段読めない日記や、庶民が書いたとされる古文書から解説してくれるのがすごくありがたいし貴重だと思う。 平安京は当たり前だが貴族だけのものではなくて庶民も生きていたんだなぁと改めて感じた。 そして平安時代に生きるなら貴族にならないとほとんど死んだも同然だなと…。 乞食の話も出てくるが、ある程度の地位にいないと生きていくのも大変そうだった。 すごい勉強になったし面白かった。ぜひ読んで欲しい。
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資料としてなかなか読みやすい本。ここに記載されている資料からまたいろいろ探せそう。 牛飼い童が運送業という副業を営んでいて、しかもそこそこ儲けていたらしき事は、新見である。内裏に日常的に庶民たちが出入りしていた様子や、市での取引の様子が窺える。
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