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本屋大賞(2008) 本の雑誌増刊

本の雑誌編集部

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 本の雑誌社
発売年月日 2008/04/01
JAN 9784860110819

本屋大賞(2008)

¥220

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2008/12/28

 「本屋さん」というと、本好きにとって一度はやってみたい仕事になるのか。今はそうでもないのか、わからない。 私は20年ちょっと、本屋をやった、働いたのだけれど、満足していた時期はほとんどなく、なんだか文句ばかり言っていた気がする(実際には言わず心の中でつぶやいていたけれど)。 い...

 「本屋さん」というと、本好きにとって一度はやってみたい仕事になるのか。今はそうでもないのか、わからない。 私は20年ちょっと、本屋をやった、働いたのだけれど、満足していた時期はほとんどなく、なんだか文句ばかり言っていた気がする(実際には言わず心の中でつぶやいていたけれど)。 いや、それは本屋の仕事が嫌いだからではなく、はっきり言って好きで、もっとよくしよう、したいと思った。だが実際には思い通りにならないことばかりになって、結果やめてしまったことになる。 本屋の仕事のおもしろさは、それはもう商売だから売上が上がって儲かることだが、その次元とは別に、ベストセラーではなく書店員が自分の目利きで仕入れ、その本が売れること。もっとしぼると書店員が一読者の立場でおもしろいと思った本をお客さんが買っていってくれる、ときには「あの本おもしろかった」と言ってくれること。 快感である。 それを全国の書店レベルで行うようになったのが、「本屋大賞」だ。 「全国書店員が選んだいちばん! 売りたい本」。一次投票でノミネートされた10作品を全部読んで二次投票をして大賞をを決めるシステムなので、一番売りたい本は、だいたいの場合、読んで一番おもしろかった本になる。 本の雑誌別冊の「本屋大賞」には、その年の受賞結果、投票状況、そしてそれぞれの作品に投票した本屋さんの推薦理由・熱い想いが記されている。毎年、本屋大賞発表とあわせて4月上旬に発行される。 「本屋大賞」ができたいきさつは、元気がない出版界を書店の店頭からなんとかしよう、何かしようと考えた書店員有志と本の雑誌社営業の杉江さんらが企画し実行した、と理解しているのだが、よろしいだろうか。 わたしも2007年本屋大賞まで投票した。佐藤多佳子の受賞うれしかったな。2008年伊坂に投票したかったな。 「本の雑誌」2009年1月号、椎名さんが「今月のお話」で「本の雑誌」休刊のピンチを読者に伝える。 うーん、まさかだ。「本の雑誌」はいつまでも続く雑誌だと思いこんでいた。 くしくも、この2009年1月号で「本屋プロレス」の伊野尾さんが新連載を始めた。そのタイトルは「街の本屋は今日もカウント2.9」。 プロレスはマットに両肩をつけられ、3カウントされたら負けだが、実際にカウントされなければよいのである。実際3秒たったとしても、レフェリーがワン、ツー、そしてスリーと数える前に肩を上げたら、まだ戦える。「カウント2..9!」 秀逸なタイトルだ。こちらも、応援しています。 そして、サッカーのクラブワールドカップ準決勝・ガンバ大阪とマンチェスターユナイテッドの一戦は、おもしろかった。 戦力的に劣るガンバがヨーロッパチャンピオン・マンU相手に自分たちのサッカーを貫ぬいた。点を取られても怖がって引かずに、攻め続けた。結果3-5で敗れはしたが、観ているものの心を動かす試合だった。 この例えを出されると、レッズサポの杉江さんは嫌がると思うけれど、「本の雑誌」も、おもしろい本をおもしろいと紹介する自分らの本づくりを貫いてください。 偉そうなことは言っても、本屋をやめて、実際に「本の雑誌」や本の雑誌社発行の本を売ることができない私なので、直接は力になることができない(買い続けるけど)。 こうやって、声に出す、書くしかない。 がんばって。応援しています。「本の雑誌」! 「本の雑誌」! 「本の雑誌」! その4

Posted by ブクログ

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