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逆接の民主主義 格闘する思想 角川oneテーマ21

大澤真幸【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2008/04/10
JAN 9784047101302

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逆接の民主主義

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商品レビュー

4

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2021/11/23

現代の日本が直面しているいくつかの問題をとりあげ、民主主義そのものについての思想的に掘り下げて、大胆な提言をおこなっている本です。 著者は、本書の提言が非現実的なものではないということをたびたび述べていますが、これを常識的な意味で実現可能性のある提言として受けとるべきではないの...

現代の日本が直面しているいくつかの問題をとりあげ、民主主義そのものについての思想的に掘り下げて、大胆な提言をおこなっている本です。 著者は、本書の提言が非現実的なものではないということをたびたび述べていますが、これを常識的な意味で実現可能性のある提言として受けとるべきではないのでしょう。それは、本書の提言が非現実的な理想主義であるということではなく、それを実現するにあたって必要となる技術的な細部を欠いているからです。本書の冒頭で著者は、現代の政治哲学におけるハーバーマスとデリダの相互批判がもっとも中核的な問題であると主張していることからも、著者は理論と実践を切り分けることがむしろ不適切であると考えており、現実への提言というパフォーマティヴな振る舞いを通じて民主主義をめぐる思想的な掘り下げをおこなうことをめざしていたと理解することができるように思います。 そのように理解してよいとするならば、本書の議論において注目するべきなのは、その提言の具体性ではなく、その提言を通じて上述のハーバーマス・デリダ論争の問題がどのようにあつかわれ、その相克から抜け出す道筋が示されているのかということであるということができるでしょう。著者は、ハーバーマスとデリダの相互批判が構成する問題は、「他者の尊重」という倫理が空疎なものになってしまうということだとまとめています。そのうえで、現代の民主主義が「われわれ」と「絶対的な他者」との対立という構造を抱え込んでいることを指摘し、見田宗介の図式を改変して「交響圏」と「公共圏」がクロス・オーバーするような逆説的な民主主義の可能性をえがこうとする試みがなされています。 思想的な冒険を積極的に推し進めていくことで、従来の思考の枠組みを打ち破ろうとするのが著者の意図なのだとすれば、本書の試みは一定の成功を収めていると評価できるのではないかと思います。

Posted by ブクログ

2011/05/24

[ 内容 ] グローバル化は地獄への道だ。なぜ私たちは受け入れるのか? いま必要なのは、力もない、地位もない、排除された人を社会の代表とみなし、日本の民主主義をつくり直すことだ。 いまこそ、先の見えない時代を打ち破る“ユートピア”を! そう、未来を決して諦めず、“理想”を取り戻す...

[ 内容 ] グローバル化は地獄への道だ。なぜ私たちは受け入れるのか? いま必要なのは、力もない、地位もない、排除された人を社会の代表とみなし、日本の民主主義をつくり直すことだ。 いまこそ、先の見えない時代を打ち破る“ユートピア”を! そう、未来を決して諦めず、“理想”を取り戻す時である。 [ 目次 ] 第1章 北朝鮮を民主化する-日本国憲法への提案1 第2章 自衛隊を解体する-日本国憲法への提案2 第3章 デモクラシーの嘘を暴く-まやかしの「美点」 第4章 「正義」を立て直す-「みんなのルール」のつくり方 第5章 歴史問題を解決する-隣国とのつきあい方 第6章 未来社会を構想する-裏切りを孕んだ愛が希望をつくる [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted by ブクログ

2009/06/20

・北朝鮮を民主主義国にするために、日本は北朝鮮からの難民を積極的に受け入れるべき。 ・自衛隊は解体し、国際貢献をするための部隊Xを作る。 ・民主主義は多様性を認めているという上で優れたものと考えられているが、本当にそうだろうか?民主主義を受け入れていない考え方は排除するという方法...

・北朝鮮を民主主義国にするために、日本は北朝鮮からの難民を積極的に受け入れるべき。 ・自衛隊は解体し、国際貢献をするための部隊Xを作る。 ・民主主義は多様性を認めているという上で優れたものと考えられているが、本当にそうだろうか?民主主義を受け入れていない考え方は排除するという方法をとるし、結局は少数の存在を許しつつ多数決によって多数の勝利を決定づけているだけの仕組みなのかもしれない。 なかなかおもしろい視点が盛りだくさん。きちんと読み込んでみたら別に珍しいことを言っているわけじゃないのかもしれないけど…少し考えてみる必要がある。

Posted by ブクログ

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