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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
これ谷崎潤一郎(作中の「先生」)が匿名の女性(「柿内園子」)からきいて文にしたんとちゃうか思うくらい生々しいが、多少のネタはあったとしてもここまで創作で書いたんやとしたら、人の想像力の範疇超えててちょっと怖い。書けいわれて誰でも思いつくようなもんとちゃうのは言わずもがな、頑張って...
これ谷崎潤一郎(作中の「先生」)が匿名の女性(「柿内園子」)からきいて文にしたんとちゃうか思うくらい生々しいが、多少のネタはあったとしてもここまで創作で書いたんやとしたら、人の想像力の範疇超えててちょっと怖い。書けいわれて誰でも思いつくようなもんとちゃうのは言わずもがな、頑張って脳味噌しぼってもここまでのもんはよう書かん。 綿貫栄次郎の性格は本人の不幸な病気の所為であり、関わり合いたくはないが、同情はできる。徳光光子の性格は人間誰しも持ち得る自尊心や優越感が振り切れた、暴走した状態であり、これもまだ理解できる。問題は柿内園子。狂人としか思えん。とりわけ序盤のシーツ口で引き裂く場面はゾッとした。有閑階級は時間と金があるだけに成功も失敗も極端。
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これは同性愛や、後書きにもあるように変態性欲を扱った物語。同性愛に関しては、例え同性でも、本人にとってとても魅力的であったり、憧れを抱いたりする人であれば、それが恋に変わるような感覚(あるいは恋みたいな感覚)に変化することには共感できるところがある。 この小説に出てくるような魅...
これは同性愛や、後書きにもあるように変態性欲を扱った物語。同性愛に関しては、例え同性でも、本人にとってとても魅力的であったり、憧れを抱いたりする人であれば、それが恋に変わるような感覚(あるいは恋みたいな感覚)に変化することには共感できるところがある。 この小説に出てくるような魅惑的な美人、超美人には変わった人が多いのかもしれない。 また、印象として、関西弁、大阪弁?が非常にきれいに思えた。柔らかい言い回し。女性がこの大阪言葉を話すと標準語よりも色っぽいと思う。
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谷崎潤一郎の小説はホンマにどれもこれも面白い!この作品は関西弁による語りで構成されてるんやけど、なんか関西弁が美しく感じるから不思議や。絶世の美女光子と、園子夫人による禁断の愛。そんな彼女たちを取り巻く人間模様。主人公は西宮在住で親近感持てた。
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