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城下の人 中公文庫

石光真清(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 1978/07/10
JAN 9784122005501

城下の人

¥220

商品レビュー

4.6

11件のお客様レビュー

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2020/01/28

明治元年に熊本に生まれ、軍人としてロシアにわたり、大正、昭和と激動の時代を生き抜いた著者の手記をまとめた本です。 第一巻となる本書では、武士の家に生まれた著者が、少年時代に神風連の乱や西南戦争を目にしたことや、陸軍幼年学校での体験、さらに日清戦争を経て、日本を脅かすことになるで...

明治元年に熊本に生まれ、軍人としてロシアにわたり、大正、昭和と激動の時代を生き抜いた著者の手記をまとめた本です。 第一巻となる本書では、武士の家に生まれた著者が、少年時代に神風連の乱や西南戦争を目にしたことや、陸軍幼年学校での体験、さらに日清戦争を経て、日本を脅かすことになるであろうロシアを研究することに精力を傾ける若き日の著者の姿がえがかれています。 著者ののこした手記を、子息の石光真人が編んだ本シリーズは、開国と維新という出来事を経て、日本が大きく変化を遂げつつある時代を、当時の人びとはいったいどのように見ていたのかということを知ることのできる貴重なドキュメントといってよいでしょう。

Posted by ブクログ

2017/05/23
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※このレビューにはネタバレを含みます

大分長い事本棚で積読状態だったが、少し前にようやく読み終わった。 教科書ではおそらく「西南戦争」と書かれている「西南の役 」を描写した部分が有名な本だとは知っていたが、熊本の往時を知る貴重な本となっている。しかも、子ども時代の出来事なので、その目線から見た一つの市井の人々の暮らしを知る手掛かりにもなっている。 西南の役で焼け野原になった明治時代の熊本城下の写真は見たことがあった。疎開した話も聞いたことがある。それが、この中の描写でいくらか肉付けされていく感覚があった。 後半は、上京し、兵役につくシーンが出てくる。正直、戦場のシーンは複雑な思いを持って読み進めた。 何冊が続くようだけれど、この先を読むかどうかは、機会があればということで・・。

Posted by ブクログ

2017/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1978年(底本1958年)刊。◆明治元年に生を受けた熊本藩士子息、陸軍軍人(なお、後日、満州・シベリアで諜報活動に従事)の手記。4巻中の第1巻で誕生から明治32年頃まで。少年期における神風連の乱、西南戦争での熊本周辺の模様が生々しい。もちろんそればかりではなく、開明的傾向の強い父の、著者を含む子息らへの訓育、没落士族の授産の実態・嫁取りを含む生活模様、旧士族子弟の教育の在り様、陸軍幼年学校での生活ぶり等、記録書としても重宝する内容が満載。特に、大津事件発覚後の上層部・近衛師団の周章狼狽の描写は秀逸。

Posted by ブクログ

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