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二重らせん 第三の男

モーリス・ウィルキンズ(著者), 長野敬(訳者), 丸山敬(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2005/12/07
JAN 9784000063005

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商品レビュー

3.5

3件のお客様レビュー

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2013/08/06

DNAの構造の解明者の一人、モーリス・ウィルキンスの自伝。 有名なワトソンの著作と比べて落ち着いた文体で、幼少時代を過ごしたニュージーランドの描写や女性関係の記述には親しみを感じる。 科学の現場での緊迫したやり取りに関しては、当事者しか知り得ない貴重な証言も含まれる。特にフラン...

DNAの構造の解明者の一人、モーリス・ウィルキンスの自伝。 有名なワトソンの著作と比べて落ち着いた文体で、幼少時代を過ごしたニュージーランドの描写や女性関係の記述には親しみを感じる。 科学の現場での緊迫したやり取りに関しては、当事者しか知り得ない貴重な証言も含まれる。特にフランクリンとの関係については、ワトソンや第三者の批判への反論が含まれており、DNAの構造解明の経緯を公平に見るためには外せない著作である。

Posted by ブクログ

2011/07/12

正直言って、若干退屈だった。 ウィルキンズの生涯の中で溜まっていた思いをこの本に吐き出した形だ。 ジェームス・ワトソンの「二重らせん」という本によって、いろいろなことを言われてきただろうし、ワトソンとクリックばかりが脚光を浴び、面白くない部分もあっただろう。とくに、フランクリ...

正直言って、若干退屈だった。 ウィルキンズの生涯の中で溜まっていた思いをこの本に吐き出した形だ。 ジェームス・ワトソンの「二重らせん」という本によって、いろいろなことを言われてきただろうし、ワトソンとクリックばかりが脚光を浴び、面白くない部分もあっただろう。とくに、フランクリンの件は、納得できない思いが強かったのだろう。本の半分ぐらいは、その弁解に費やされている感じがする。 遺伝学というのは、近年もっとも注目された分野であり、富も名声も手に入れるという点で、もっとも恵まれた分野のひとつであったのではないかと思う。 しかし、その華やかさの裏側には、どろどろと利権がうずまき、純粋な科学への探求だけからくるものではない苦しみを生み出した。 ウィルキンスもそんな中に生きた一人である。同じ舞台に立っていても、訳者の立ち位置によって物事は大きく変わる。そんなことがわかる上では、おもしろかったし、読む意義のある本だったように思う。

Posted by ブクログ

2010/10/08

第1章 遠い海岸線 第2章 研究の足場を求めて 第3章 大戦のただなかで 第4章 ランダルの一座(サーカス) 第5章 遺伝子の結晶 第6章 「顕微鏡の研究に戻りなさい!」 第7章 DNAの秘密の隠しかた 第8章 二重らせん 第9章 二重らせんと共に 第10章 幅広い視野

Posted by ブクログ

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