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私は忘れない
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私は忘れない
¥220
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商品レビュー
3.8
12件のお客様レビュー
女性と地域というこの作家の特徴(と思われます)ははっきりとありますが、女性が異邦人であるためか、他の作品と比べると濃密さに欠けていて、出来が落ちている気がする。 主人公である女性の土俗的な強靭さとでも言うんでしょうか、この作品にはそれが不足しているのかなぁ。
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ピンクのニューロンのワンピースがキーアイテムとなって進んでいく。 最後の万里子から黒島への手紙がじーんとくる。 時代は違えど都会に住む自分にとって、ブレーキの効かない欲望にまみれた社会や人の流れに流されそうになる。 "(都会のわたしたちは)、どうしていいかわから...
ピンクのニューロンのワンピースがキーアイテムとなって進んでいく。 最後の万里子から黒島への手紙がじーんとくる。 時代は違えど都会に住む自分にとって、ブレーキの効かない欲望にまみれた社会や人の流れに流されそうになる。 "(都会のわたしたちは)、どうしていいかわからないから、華やかすぎる夢を追うか、でなければ無茶なことでもしでかしてやろうと、血気にはやるんです。" "忘れない、ということは、ただ覚えているということではなく、これでいいのか、と問い続けることであろう。"
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小説としては上出来とは言えないと思うが,50年前,昭和の半ばの離島のルポとしての価値はある.離島だけではなくて大都市圏以外では多かれ少なかれこういう問題はその当時あったのだろうと推察する.
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