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寒い国から帰ってきたスパイ ハヤカワ文庫

ジョン・ル・カレ(著者), 宇野利泰(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1992/07/31
JAN 9784150401740

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寒い国から帰ってきたスパイ

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商品レビュー

3.8

47件のお客様レビュー

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2023/10/27

誰が真実を語り、誰が嘘をついているのか、信じる根拠も曖昧な諜報の暗く陰惨な世界。ベルリンの壁建設後の60年代初め、英国情報部員アレック・リーマスは、ある任務を託されるが、その任務自体に幾重もの巧詐があり、真の目的を完遂する為に利用され、騙され、操られ、偽情報を渡される。全て目的は...

誰が真実を語り、誰が嘘をついているのか、信じる根拠も曖昧な諜報の暗く陰惨な世界。ベルリンの壁建設後の60年代初め、英国情報部員アレック・リーマスは、ある任務を託されるが、その任務自体に幾重もの巧詐があり、真の目的を完遂する為に利用され、騙され、操られ、偽情報を渡される。全て目的は手段を正当化するという原則に基づいた情報部のシナリオ通りだったと気付いた時は… 複雑な伏線が至る所に張られ、読了後に確認して合点させられる。

Posted by ブクログ

2023/08/13

アマプラで“ナイトマネージャ”を見終えて、手元にあったこの小説を読み始めた。 流石・・スパイ小説の古典、金字塔である。 冷戦当時のリアリティと60年代を思わせる「歴史の進行、弁証法の必然性」といった表現等に時代を感じる。全体を覆う暗いトーンは新たな流行だったのだろうか。 査問会以...

アマプラで“ナイトマネージャ”を見終えて、手元にあったこの小説を読み始めた。 流石・・スパイ小説の古典、金字塔である。 冷戦当時のリアリティと60年代を思わせる「歴史の進行、弁証法の必然性」といった表現等に時代を感じる。全体を覆う暗いトーンは新たな流行だったのだろうか。 査問会以降は最後まで一気読み。作品中の論述、展開の面白さに引き込まれてしまった。 翻訳の一部に⁇と思わせる箇所もあるが、これは翻訳小説のあるある、気にはならない程度。 後で映画の方も見てみるつもりだ。

Posted by ブクログ

2023/07/14

ジョン・ル・カレを読まずして旅立つことはできないのだよ諸君 ただ、ひとつだけ告白しておこう ずっとジョン・カレ・ルだと思っていたよ バーモントか! はい、スパイ小説の教科書と言っても過言ではない『寒い国から帰ってきたスパイ』です 1961年刊行でイギリスとアメリカの最優秀ミス...

ジョン・ル・カレを読まずして旅立つことはできないのだよ諸君 ただ、ひとつだけ告白しておこう ずっとジョン・カレ・ルだと思っていたよ バーモントか! はい、スパイ小説の教科書と言っても過言ではない『寒い国から帰ってきたスパイ』です 1961年刊行でイギリスとアメリカの最優秀ミステリー賞を同時受賞した傑作であります いやー、こっち側もいいですなぁ 巻末の解説にもありますがいわゆるスパイ小説というのは「超人的な能力の持ち主である主人公が、《手に汗握る危機一髪》的な事件で活躍する《神話》であった」のに対して本作は圧倒的なリアリズムを持ってスパイの世界を描いているんですな そしてもちろん、それだけでは英米同時受賞なんてことにはならないわけで、とんでもないどんでん返しとスパイの世界を象徴するような結末が待っているわけです いやー、ジョン・カレー・ルー(開き直った)おもろいわ! スパイ小説、どっち側もおもろいわー!

Posted by ブクログ

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