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日本語の奇跡
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日本語の奇跡
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商品レビュー
3
13件のお客様レビュー
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<目次> 序章 「ひらがな」と「かたかな」 第1章 国家とは言葉である 第2章 淵源としてのサンスクリット語 第3章 万葉仮名の独創性 第4章 『万葉集』が読めなくなってしまった 第5章 空海が唐で学んできたこと 第6章 「いろは」の誕生 第7章 仮名はいかにして生まれたのか 第8章 明覚、加賀で五十音図を発明する 第9章 藤原定家と仮名遣い 第10章 さすが、宣長! 終章 素晴らしい日本語の世界 <内容> 日本語の表記の話。ルーツはサンスクリット語にあり、「いろは」から「あいうえお」になっていったのもそこにつながるという。小冊子なので、”ゐ””ゑ””を”の消えていった過程の話はさりげなくしか書いていないが、江戸時代には読めなくなっていたとか、それを本居宣長が解明していった話(解明するためにさまざまな本を校訂していった話は想像するにすさまじいが)とか、空海の話(お経がらみはよくわからなかった)とか、歴史と国語には密接な関係があるんだと、今更ながら納得!
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卒論用参考文献(仮) サンスクリット語を漢字であてた経験が万葉仮名の発明に繋がった、という点が興味深い。50音表の成立も中々。 日本の言語文化は外の文化との相互作用でより深められていったのだと感じる。
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すでに読み方などわからない上代特殊仮名遣いがどのような発音であったかというのは、中国で漢字の発音を漢字で表現する反切法で使っている漢字の発音仕方がわかるかららしい。 本書は、ひらがなカタガナの50音表がどのように成立していったかを説き明かしつつ、日本語の中でのかなの果たした役割を...
すでに読み方などわからない上代特殊仮名遣いがどのような発音であったかというのは、中国で漢字の発音を漢字で表現する反切法で使っている漢字の発音仕方がわかるかららしい。 本書は、ひらがなカタガナの50音表がどのように成立していったかを説き明かしつつ、日本語の中でのかなの果たした役割をといている。 かなの確立には、仏教でのサンスクリット語による経文解明が大きな役割を果たしたようである。50音表もサンスクリット語の発音体系に基づいて作られたとする。
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