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中国セックス文化大革命

邱海涛【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2007/10/18
JAN 9784105056315

中国セックス文化大革命

¥110

商品レビュー

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2021/12/13

中国人の書く、中国のエロ。 国家主導で”エロ”を抑圧していた毛沢東時代、中国人はどのような性生活を送っていたのかや、現代中国における風俗や性サービス事業の実態、儒教や道教がもたらしたSEXに対する価値観などと言った盛りだくさんの内容。 ちょこちょこ中国に伝わる性ジョークや小話...

中国人の書く、中国のエロ。 国家主導で”エロ”を抑圧していた毛沢東時代、中国人はどのような性生活を送っていたのかや、現代中国における風俗や性サービス事業の実態、儒教や道教がもたらしたSEXに対する価値観などと言った盛りだくさんの内容。 ちょこちょこ中国に伝わる性ジョークや小話を挟んでくれるのが面白いと感じた。 この本が出たのは2007年ということで、最新の性事情として書かれた内容も、既に古くなっているものも多いと思う。 近年のネットの発達は凄まじく、ここ日本でも男女の出会い方からセックスの楽しみ方まで、ありとあらゆる情報が溢れ、そして多様化していっている。 エロは国境を越えるとはいうが、実際のところセックスや恋愛の思想というのは、その国や地域の歴史や風習によって大きく変わってくるようだ。

Posted by ブクログ

2017/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2007年刊。著者は日本への留学歴(慶応と東京外大)、日本企業の勤務歴ある中国民間人。文化大革命期~現代中国までの性(夫婦、愛人、性風俗等)の実情を体験談・エッセイ風に叙述。◆文化大革命期を頂点とする歪な婚姻、恋愛、性道徳。すなわち極端な禁欲主義という表に対し、「黒五類」とされた最低ランク(知識人・元地主層ら)の結婚の困難さ、差別の現実とそのランクの女性への強姦・強制猥褻の横行という裏との乖離が顕著。◇毛沢東の死、文革終了⇒行き過ぎた拝金主義の時代。大卒女性の就職難⇒中華風三高男性との婚姻期待値の亢進。 売春等のセックス産業の巨大化もまた拝金主義の一側面。◇前者は文革の生々しさを共和国内から暴露しており、一読の価値はあろう。個人的にはこちらに目が行った。一方、後者は他書にもあり目新しくはない。が、事件に巻き込まれる邦人の存在には注目。ホテルの一室を定宿にするデリヘル嬢を呼んでしまったため、美人局(警官もグル)による恐喝、あるいは殺人まで発展したケースは笑えない現実。◆PS.毛沢東の地位正当化プロパガンタは①列強の一掃、②不平等条約の完全消滅、③租界の奪還。 ◆PS.著者は出版関係の職歴有。共和国内の出版タブーの一はSEX関係だが、別の一は日本問題。現代日本の実情の出版すら困難(北京外交部の審査・許可を要)という暴露は、民衆の対日悪感情の要因論として認識すべき(政治的には是正課題)。加え、ISBNの配分権を共産党が掌握しているとは、全書籍の検閲が常態化していることを物語る事実。頭に入れておくべき。◆PS.一人っ子政策は、文革により下放された青年層が、文革後、都市戸籍の回復を一斉に求め、都市の男性人口の増加、出生率の急上昇を懸念したためとは初見。

Posted by ブクログ

2014/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 性を抑圧する闘争だった毛沢東の文化大革命から、「開放」政策の下、百花斉放に欲望が咲き乱れる二十一世紀まで。 現代中国の秘部を初公開。 [ 目次 ] 第1章 毛沢東が歪めた性(共産党の革命は何をもたらしたのか;結婚も毛主席のために ほか) 第2章 春の訪れ(豊かさと美しさを求めて;大学生たちの恋愛模様 ほか) 第3章 性の自由化は加速する(エロスに酔う時代;男と女の婚姻狂騒曲 ほか) 第4章 巨大性産業が動く(黄潮が大地を席巻する;「二〓(だい)」―地下妻の生態 ほか) 第5章 性意識は揺れる(儒教と道教は現代にどう生きているか;張競生先生の「性交救国論」 ほか) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted by ブクログ

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