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夫婦善哉 完全版

織田作之助【著】

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定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 雄松堂出版
発売年月日 2007/10/19
JAN 9784841904673

夫婦善哉 完全版

¥385

商品レビュー

3.9

10件のお客様レビュー

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2017/03/05

今でいう、ホステスとダメ男の話。 夫婦善哉、これは今も大阪は日本橋にある浄瑠璃の太夫が開いたゼンザイ屋の名前。ぜんざいが必ず、2皿でやってくる。それを食べた蝶子と柳吉の二人。蝶子の感想「一人より夫婦の方がいい」に収束されるのが、この本のテーマ。 でも、現代っ子の私はごめんこうむ...

今でいう、ホステスとダメ男の話。 夫婦善哉、これは今も大阪は日本橋にある浄瑠璃の太夫が開いたゼンザイ屋の名前。ぜんざいが必ず、2皿でやってくる。それを食べた蝶子と柳吉の二人。蝶子の感想「一人より夫婦の方がいい」に収束されるのが、この本のテーマ。 でも、現代っ子の私はごめんこうむりたい。こんな面倒で、金遣いが荒く、浮気を繰り返すような男と結婚する位なら、一人がいいと思ってしまった。 この本、なにやら評判はよろしいらしいですが、良さが分かりませんでした。解説を見ると、東京の人が想像する大阪の人間という楽しみ方もあったようで、それは嫌だなと関西人の私は思いました。恥ずかしくて、全員がこんなではないと大声で叫びたくなります。 私は文楽が好きなので、日本橋には定期的に行きます。何もない所やと思っていたけど、その分、当時のお店が荒らされることなく残っているようで、次の文楽の公演が楽しみになりました。それと、ちょうどここに出てくる艶姿女舞衣を先日見たところだったので、分かりやすかった。浄瑠璃など、関西文化に通じている方の方が楽しめる作品ですね。 話の内容は「濹東綺譚 」を思い出しましたが、話が入れ子になっているその作品よりは単純で、筋はベトベト。ダメ男ぶりは谷崎潤一郎路線ですが、蝶子の心情を一方的に描き、勘当された家族への思いなどより複雑な内面を抱えているであろう柳吉の内面語りがない点で、谷崎作品の方が素晴らしい。お昼のメロドラマ風で、あまり私の好みではなかった。 作者直筆の続夫婦善哉の原稿写真付き

Posted by ブクログ

2015/06/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

6月24日読了。 大阪商家の坊々(ぼんぼん)・柳吉と、芸者・蝶子。柳吉には妻子がいたが、蝶子と出会って三月で良い仲になる。妻は亡くなり、娘は妹に育てられ会わせてもらえず、実家は父の病で傾き、そんな中でも旨いものを食べ外で遊び浪費する柳吉。生活のために働く蝶子。 「続」は舞台を九州大分の別府に移す。 半分は「続夫婦善哉」の直筆原稿縮小版。残り半分は「夫婦善哉」と「続夫婦善哉」が3:2くらいなので、結構短い。そのわりに話がぎゅっと詰まってる感じ。 感情を入れず、時間のかかったことも大変なことも淡々と書いてあるからか。全部さらりと流される感じ。だが蝶子の気持ちになるとイライラハラハラしながらどんどん読める。この夫にしてこの妻なのかな、と思う。お金のことだけは、幾ら稼いだ遣った借金したなどと細かく書いてある。

Posted by ブクログ

2013/09/10

蝶子にも柳吉にもイライラしながら読んだのに、面白い。 織田作之助は初めて読んだけど、テンポが良くてするすると読めますね

Posted by ブクログ

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