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カスピアン王子のつのぶえ カラー版
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カスピアン王子のつのぶえ カラー版
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商品レビュー
3.5
16件のお客様レビュー
- ネタバレ
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岩波書店ナルニア国シリーズ第二弾。前作ピーター王統治の時代からナルニアの時間では数百年後の世界。カスピアン朝の正統な後継者であるカスピアン十世はまだ幼かった。そのため叔父のミラースが摂政を務めているが、ナルニアの原住民を虐げようという彼の悪政のためナルニアは荒廃の一途をたどる。元のナルニアをもう一度見てみたいと思うカスピアン十世はミラースから追われる立場に。カスピアン十世の助けに応じナルニアに再び馳せ参じたピーター王はミラースと戦う。 児童文学とは思えないほどの裏切りの連続の展開に全く目が離せない。ピーター王、カスピアン十世、ミラースに加えてアスラン、さらには白い魔女の気配まで出てきて勢力は入り乱れる。決闘に向かうピーターが自分の最期を覚悟しているのがなんとも言えずかっこいい。その言葉を聞くエドがなにも言えずにいるのもたまらない。王として指名を果たそうとするピーターと、兄として慕っているエドの美しい兄弟愛の場面だ。ミラースの最後は敵としても切なかった。 テルマール人という存在が出てきたおかげでナルニアの国の謎が少しずつ解明されてきた。元々のナルニアの先住民とテルマール人にはそのルーツに大きな隔たりがあるのが分かったのが今作の大きな出来事だろうか。ピーター王たちも広い意味ではテルマール人の祖先と同じ生まれとなるのだろう。「いこう、ぼくらの番がきた。」というピーターの言葉に全てが含まれている。
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最後、エドマンドが、お誕生日にもらった新しい 懐中電灯をナルニアにおいてきてしまったのがおもしろかった。
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ファンタジー全開のライオンと魔女から、こちらは人間同士の争い、神や小人を信じない時代のナルニア国から始まる。 それがだんだん見えていく様がワクワクする。
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