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ローバー、火星を駆ける
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ローバー、火星を駆ける
¥550
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
凄い、火星を探索したローバーを企画して飛ばしたドキュメンタリー。ちょっと長くて冗長なのがたまに傷だが、面白く読めた。 地球から遥か遠くにローバーを届けて運用するのがいかにたくさんの問題に直面するかがわかった。また、プロジェクトってこうだよねとも思うのでよかった。
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いきなり打上げからいかない。最初の1/3は火星探査コンペ用の書類作成とコンペ落選の連続。 科学者とはいえ、予算獲得とそのマネジメントにも積極的にならなきゃいけないご時世、夢見るだけじゃいけないんですね。 ローバーたちの活躍は本書の後半でしっかりと書いてあります。
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2014年12月3日に、小惑星の岩石を持ち帰るために、はやぶさ2号が飛び立った。 この本はもっとスケールが大きく、火星探査の調査機オポチュニティが、10年以上も稼働していることだ。 気に入った点は2つ。 一つは、ソフトウェア開発のプロジェクトリーダーの立場にいるので、NASAの...
2014年12月3日に、小惑星の岩石を持ち帰るために、はやぶさ2号が飛び立った。 この本はもっとスケールが大きく、火星探査の調査機オポチュニティが、10年以上も稼働していることだ。 気に入った点は2つ。 一つは、ソフトウェア開発のプロジェクトリーダーの立場にいるので、NASAの案件を取る試行錯誤、案件開始後に火星調査機の製造を巡る試行錯誤は、とてもリアルに感じる。 そして、火星に到着後に火星探査機が水の痕跡を求めて調査しているのを地球でフォローしているチームは、まさにシステム稼動後の本番運用フォローの部隊と同じだ。 もう一つは、科学者とエンジニアの宿命的対立と、それを乗り越えた科学者とエンジニアの共同作業による成果の偉大さだ。 つまり、科学者の立場は、真実の探求、自然界の仕組みの探求、制約なしの研究の結果を重視する。理想主義者。 一方、エンジニアの立場は、技術的課題の単なる解決ではなく、最も優れた方法で問題解決する。限られた予算、開発スケジュール、納期の制約の下、「まずまずのところ」で折り合って解決する。がんこな現実主義者。 しかし、科学者とエンジニアは宿命的な対立構造があるが、それを乗り越えたら、偉大な成果が得られる。 そんなエピソードが満載で、読んではらはらドキドキして面白い。
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