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ノヴム・オルガヌム(新機関)
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ノヴム・オルガヌム(新機関)
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商品レビュー
3.6
9件のお客様レビュー
武田の武器としての哲学の推薦本である。新機関についてどこが一番説明されているかがよくわからない。序言ではいちおう言及しているが、本書の大部分がアフォリズム第1巻である。
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アフォリズムの90節くらいから本題。後は批判や言い訳など。 イドラについては、今で言うバイアスとかヒューリスティクスと、それを取り除く科学と一致する。 膨大なデータを紙に記録して、発見表を作るという発想はデータベースや統計に近いと感じる。 演繹法そのものがダメなのではなく、誤った使い方をするからダメになりがちだということか。数学は問題無いらしい。 以上私見 以下要点 「自然の解明」つまり科学がテーマ。自然科学だけでなく、人文科学などにも使えうると言う。 演繹法(少ない情報から最初に仮説を立てて個々の事象の理由付けをする「精神の予断」)ではなく、帰納法(予断を排した個々の事象の観察、経験から真実に向かって梯子のように積み重ねる)という新しい道具(ノヴム・オルガヌム)を使う道こそが正しい。 経験については、アフォリズムがそうであるように断片的でも良いし、新規性が無くても、くだらないことでも良い。むしろ成果を求めると道を見誤る。 真実を確認するための実験においては、従来の哲学者とは違い、できるだけ反例が出るように実験を設定するべきである。
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『科学哲学の源流をたどる』(伊勢田)を読んで更に源流をたどりたくなり、読んだ。 彼の問題意識はアリストテレスから受け継がれていた当時の論理学にあるのだということはわかった。 今度はアリストテレス読まないといけないのか… 研究伝統としての「科学哲学」での論争は、どうもテーマだけひと...
『科学哲学の源流をたどる』(伊勢田)を読んで更に源流をたどりたくなり、読んだ。 彼の問題意識はアリストテレスから受け継がれていた当時の論理学にあるのだということはわかった。 今度はアリストテレス読まないといけないのか… 研究伝統としての「科学哲学」での論争は、どうもテーマだけひとり歩きしているように感じられ、何に答えたいのか未だによくわからない。
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