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山手線内回り
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山手線内回り
¥385
在庫なし
商品レビュー
2.7
13件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
東京駅はトイレの中、タイトスカートをまくりパンツをずりおろした女性の自慰行為からスタート。そして女性器を示す4文字言葉の連呼、これが芥川賞作家、柳美里。「ただいま3番線京浜東北線大宮方面行きは人身事故のためとまっています、上野方面のお客さま、上野方面ご利用のお客さまは4番線山手線をご利用ください」ピポポポ、ポ~ン・・・。「山手線内回り」、全500頁、2007.8発行。「山手線内回り」「JR高田馬場駅戸山口」「JR五反田駅東口」の3話が収録。「JR高田馬場駅戸山口」は先日チャレンジ、早々に失速。
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苦しいけれど読み続けてしまう。 さまざまな音が声が混じり合って読みにくい文章だが、それが今のこの社会をあらわしているようにも思える。
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初めての柳美里。 表題作。 自殺する人間の頭の中をめぐる言葉を垂れ流し、電車内で聞こえてくる会話や雑音も聞こえてきたまま文字にしてしまったような文章(文章、とは言えない気もする)。 自分も山手線に乗っている感覚に陥りそうになりつつ、「女」の思考がぶっ飛びすぎていてそうもならな...
初めての柳美里。 表題作。 自殺する人間の頭の中をめぐる言葉を垂れ流し、電車内で聞こえてくる会話や雑音も聞こえてきたまま文字にしてしまったような文章(文章、とは言えない気もする)。 自分も山手線に乗っている感覚に陥りそうになりつつ、「女」の思考がぶっ飛びすぎていてそうもならない不思議な感覚。 読んでいてゾクゾクしたし、なんかこわい。 自殺前の人の思考回路って、こんな感じなのかなあ。
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