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柳宗悦茶道論集 岩波文庫

熊倉功夫(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2005/10/14
JAN 9784003316962

柳宗悦茶道論集

¥605

商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

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2022/02/06

掘り出して再読、今読むと何書いてるのがわかる、というか不昧公の名物この前私も見ました見ました!とか。そもそもいまではお名前も「やなぎむねよし」なのがわかっています。

Posted by ブクログ

2021/11/14

民藝運動で知られる柳宗悦は、茶の道に入ることなく、在野の人として茶を自由に論じました。旧弊に対するあけすけな批判を展開したため、茶道の世界では正面から論じられることが少ないかもしれません。しかし彼の批判精神は、利休の旧来の茶の世界に向かう挑戦の気概と、相通じるところがあるとも思い...

民藝運動で知られる柳宗悦は、茶の道に入ることなく、在野の人として茶を自由に論じました。旧弊に対するあけすけな批判を展開したため、茶道の世界では正面から論じられることが少ないかもしれません。しかし彼の批判精神は、利休の旧来の茶の世界に向かう挑戦の気概と、相通じるところがあるとも思います。 本書の一節に、利休の美に触れるきっかけを感じました。それが「足らざるに足るを知る」という言葉です。 「足るを知る」という言葉が、ひたすらに内省に向かって自足してしまうのに対し、柳宗悦は、茶の本質をもっと開かれたところに見出します。「足るを知る」というふうに、ひとつの境地に自分を閉じ込めるのではなく、無限なるものに向かって自分を開いていくために「足らざる」場所に自分を置く。このことを「足らざるに足るを知る」という言葉で言い表します。 彼は、茶の本質を「わび、さび」ではなく「渋さ」という民衆の言葉で語り、その真髄は「貧の心」にあると言います。そしてその「貧」を茶器の「簡素な形、静な膚、くすめる色、飾りなき姿」に見るのです。茶器の「貧」は、陰りの中に余韻や暗示が満ちていて、それらに触れることによって、無限に向かって自分が開かれていく。そのことに宗悦は「足るを感じる」のです。「貧の心」は、無限に向かう可能性に、みずからを賭ける潔さも持ち合わせている、と言ってもよいでしょう。そこには「むさぼり」とは無縁の贅沢さがあります。

Posted by ブクログ

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