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日本人のしつけは衰退したか 「教育する家族」のゆくえ 講談社現代新書

広田照幸(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/講談社
発売年月日 1999/04/22
JAN 9784061494480

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日本人のしつけは衰退したか

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2023/05/14

しつけは家庭でするもの,という信念が私にはある。家庭でいわゆるしつけが行われるならば,家庭の実態が異なればしつけも異なることを資料に基づいて歴史的変遷として解説する。家庭に暇な大人がいて,対処する子供の人数がすくなければ関与が多くなり,逆は関与が少ない放任型。孟母三遷の教えがある...

しつけは家庭でするもの,という信念が私にはある。家庭でいわゆるしつけが行われるならば,家庭の実態が異なればしつけも異なることを資料に基づいて歴史的変遷として解説する。家庭に暇な大人がいて,対処する子供の人数がすくなければ関与が多くなり,逆は関与が少ない放任型。孟母三遷の教えがあるが,孟母は直接関与したというよりも環境を選んだ(最後は裁断することで想いを伝えた)。子供は周囲から影響を受ける。家庭はもちろん社会(メディア),学校,友人,近所,等。全てをコントロールすることはできないし,子供時代できたとしてもそれを維持することはできない。子供に教育を受けさせる義務という憲法の呪縛が家庭に子供の行動の原因を帰属させるものかもしれない。「他者と自分の命や健康,財産を害さない,これを破るのは絶対に許さない」という釣りバカ浜ちゃんのしつけが最も穏健で妥当だと思う。

Posted by ブクログ

2018/11/18

1 「昔のしつけはしっかりしていた」論→明治大正昭和初期の村の教育:親は子どもの家庭教育に関心がうすい、労働のしつけはきびしい、村の集団的教育も差別などを含む、アウトサイダーについては全く機能しない、学校は読書算だけ教えてくれればいい 2 大正期以降都市部新中間層家庭において家庭...

1 「昔のしつけはしっかりしていた」論→明治大正昭和初期の村の教育:親は子どもの家庭教育に関心がうすい、労働のしつけはきびしい、村の集団的教育も差別などを含む、アウトサイダーについては全く機能しない、学校は読書算だけ教えてくれればいい 2 大正期以降都市部新中間層家庭において家庭教育の重要性が高まる→童心主義・厳格主義・学歴主義の対立と並存 3 戦後期、都市部:教育投資型、能力過信型、心理ママ型、農漁村部:家庭教育重視型へ 4 1970年代以降:学校と家庭の力関係の中で家庭が優勢に。「教育する家族」。パーフェクト・ペアレンツを目指す。

Posted by ブクログ

2018/02/14

 青少年による凶悪事件が起きた際、必ずと言って良いほど家庭のしつけの問題が取り沙汰されます。1999年に起きた神戸連続児童殺傷事件(別名、酒鬼薔薇事件)で中学三年生の少年が逮捕された時には、「心の教育」の必要性が訴えられ、家庭のしつけの望ましいあり方が提示されました。しかし、「家...

 青少年による凶悪事件が起きた際、必ずと言って良いほど家庭のしつけの問題が取り沙汰されます。1999年に起きた神戸連続児童殺傷事件(別名、酒鬼薔薇事件)で中学三年生の少年が逮捕された時には、「心の教育」の必要性が訴えられ、家庭のしつけの望ましいあり方が提示されました。しかし、「家庭の教育力が低下している」「父親の不在」といった〈家庭のしつけの衰退〉イメージは、果たして正しいのでしょうか。  著者はこのような関心から、まず本書で問い直す教育力をめぐるイメージを次のように3つに分け、さらにそれに関連するイメージも細かく確認していきます。 ・イメージ1――家庭の教育力は低下している。 ・イメージ2――家庭の教育力の低下が、青少年の凶悪犯罪の増加を生み出している。 ・イメージ3――家庭の教育力を高めることが、現在求められている方向である。  その後、社会学における「社会階層」という分析概念や農村-都市の対比、また家族-学校関係、家族-地域関係を分析視点とすることを確認しながら、歴史をたどることによって「家庭のしつけの昔と今」を明らかにしていこうと試みます。特に、新中間層が現代家族の原型を作った大正期、家族や地域・学校のあり方が大きく変わった高度経済成長期、家族と学校との力関係が決定的に変化した高度成長期後の時期の3つに注目して、しつけの問題にとどまらず、現代の教育・家庭問題全般がどのように形成されてきたのかも描いていきます。  本書は、家庭や教育に関する研究に触れたことがない方も非常に読みやすい著作になっています。それと同時に、イメージといった一見あいまいなものを分析する手法についてや、家庭を教育という観点から眺めること、歴史的視点を用いることの意味など、本書から発展的に考えてみることができる議題もたくさん盛り込まれています。ぜひ一読してみてください。 (ラーニング・アドバイザー/国際公共政策 SATO) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1380944

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