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論文のレトリック わかりやすいまとめ方 講談社学術文庫

沢田昭夫(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/講談社
発売年月日 1983/06/01
JAN 9784061586048

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論文のレトリック

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商品レビュー

3.4

9件のお客様レビュー

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2022/07/12

論文のわかりやすいまとめ方の解説です。 終章には、会話を日本人が軽視していることが、論文をうまく書けない理由ではと推測しています。 「会話にかえれ」、音声とリズムの上に会話がなりたっているからで、それを論文にも適用せよが結論かと思いました。 気になった点は以下です。 ・よい論...

論文のわかりやすいまとめ方の解説です。 終章には、会話を日本人が軽視していることが、論文をうまく書けない理由ではと推測しています。 「会話にかえれ」、音声とリズムの上に会話がなりたっているからで、それを論文にも適用せよが結論かと思いました。 気になった点は以下です。 ・よい論文は、統一、連関、展開に置いてすぐれていること、明確性においてすぐれていること   統一 主な問いが論文の大黒柱、焦点として全体を貫いていること   連関 全体がいくつかのまとまった部分に区切られていて、その部分が相互につながっていること   展開 主問、副問に対する答が論理と証拠で十分に固められて肉付けされていること   明確性 読者が苦労せずにすらすら読める、論旨をつかめる、すっきりしている ・文書による試験答案をまとめるためにもっとも肝心なこととは「問題の問がなにか、どういう種類の問かをよく確かめ、それに答えること」  そして、「問われていないことには触れず、問われていることに十分に答える」です。 ・よい論文とは焦点をはっきりさせること、論旨を明快に、筋道を明らかにすること。そのためには、「問題を見出すこと、問を明らかにすること」です。 ・論文にとって、もっとも大切なことは問を疑問文の形で切り出すこと ・結論とは、本論の主要点をクローズアップして本論とは別のことばで要約、それによってはじめに提示した問に答えること ・論証論文の真髄は主張の推論の正しさ、その立証のために用いられる帰納法、演繹法、三段論法の強固な論理にある。 ・問、仮説としての理論をたずさえて現象に向かい、事実におって理論を修正していく ・真実接近のための有意義な役割を果たすために理論は常に現実に密着し、現実のなかから抽象され構成されなければならない。 ・標題は、その論文が要するに何をいうとしているのかをひとことで表すものでなければならない。 ・この論文の主な問が、標題 ・標題と、内容があっていないと理解がすすまない。全体に統一感が失われてしまう。 ・論文のレトリックの中で重視されなければならないものは、パラグラフである。 ・パラグラフとは、ひとつの考えでまとめられた、ふつう、二つ以上の文章の集合である。 ・パラグラフを統括するのは、トピック・センテンスである。パラグラフ内のすべての文章はこのトピック・センテンスの思想とつながりをもたなければならない ・つぎに重要なのは、パラグラフ内の連関性、あるいは、パラグラフ同士の連関性である。 ・アウトラインは、本来書き出す前に作っておいて、下書きを書くための道しるべとなるもの ・同時にアウトラインは、書いてしまってからもう一度、計画どおりになっているかの検証するためのものでもある ・難解な文章とは、構造的にまとまりのない文章である。 ・難解なことばを用いて易しくわかることばをつかっていない。 ・不必要な受動形になっている。 目次は次の通りです。 第1章 よい論文とは 第2章 だめな論文試験 第3章 だめな「論文の書き方」参考書 第4章 よい口述試験、だめな口述試験 第5章 答案の書き方 第6章 問題の見つけ方、問の切り出し方 第7章 論文の種類 第8章 論文の構成・配置 第9章 歴史学の問と命題 第10章 問の歴史と歴史論文 第11章 分段(パラグラフ)のまとめ方 第12章 アウトラインの作り方 第13章 分類と定義の感覚 第14章 だめな論文からよい論文へ 第15章 書くための読み方 第16章 比較読書法と研究ノード 第17章 ノートのとり方 第18章 ブック・リポートと書評論文 第19章 業務報告はどう書くか 第20章 創造性とは、創造性ある論文とは何か 第21章 難解な文章、やさしい文章 第22章 注の哲学と注のつけ方 第23章 文献表はなぜ、どう作るか 第24章 標題のつけ方 第25章 論文の書き方の要点点検表 第26章 日本人とレトリック 第27章 なぜ日本の学者は解る論文が書けないか 付録1 サッチャーの「日英両国の友好と協力」 付録2 文献表例

Posted by ブクログ

2021/03/12

ネットとワープロ、パソコン時代にはそぐわないことも多いが、改めて、真摯な論文の書き方、考え方を学んだ。本書にあるようなことを意識して書かれた論文がどれほどあるものか。自戒を含めて、志を新たにしている。基本を大切にしたい。

Posted by ブクログ

2021/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

報告の基本点(207) 1. 報告の目的をはっきりさせる。説明か論証か、その両方か。 2. 主な問いが何であるかを序ではっきりさせる。 3. 調査・研究の材料と方法を明らかにする。 4. 結論ではっきり問いに答える。 5. 読者層を知って、それに応じて書く。 6. 報告の責任者(筆者、グループ、代表者)を明らかにする。 7. 報告書完成ないし提出の日付を明らかにする。

Posted by ブクログ

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