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吉田茂 岩波新書

原彬久(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/岩波書店
発売年月日 2005/10/20
JAN 9784004309710

吉田茂

¥220

商品レビュー

3.8

9件のお客様レビュー

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2021/12/21

個人的なパーソナリティとして吉田茂は好きになれないのですが、日本のためにしたことは大変素晴らしいと思っています。ただ、その「日本」の中に日本人はほぼ入っておらず「日本=天皇」という枠組みは譲れなかったのかなとは思っています。

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2020/08/05

岩波新書であるが、とても読みやすい本であった。原さんという人はとても筆力のある人だ。もっとも、最後の方の政党の入れ替わりになるとわけがわからなくなったが。本書でわかるのは、吉田がねっからの軍隊嫌いで尊皇主義者であったということである。戦後では不敬罪までつくろうとしていたのだから。...

岩波新書であるが、とても読みやすい本であった。原さんという人はとても筆力のある人だ。もっとも、最後の方の政党の入れ替わりになるとわけがわからなくなったが。本書でわかるのは、吉田がねっからの軍隊嫌いで尊皇主義者であったということである。戦後では不敬罪までつくろうとしていたのだから。それにしても吉田は不遜の人で、それは外国人だけでなく、戦後のマッカーサーたちとも互角にわたりあったことからわかる。だから、政党政治のこまごまちまちました裏工作がいやだったのだろう。

Posted by ブクログ

2013/03/04

 「吉田茂」といえば、日本人なら誰一人知らぬものもいない「大政治家」であるが、戦後日本において「長期の政権の総理大臣」と「傲岸不遜」というイメージ以外にはあまり知らなかったが、本書ではじめてその詳細な経歴を知ることができた。  「吉田茂」は、1878年(明治11年)から1967年...

 「吉田茂」といえば、日本人なら誰一人知らぬものもいない「大政治家」であるが、戦後日本において「長期の政権の総理大臣」と「傲岸不遜」というイメージ以外にはあまり知らなかったが、本書ではじめてその詳細な経歴を知ることができた。  「吉田茂」は、1878年(明治11年)から1967年(昭和42年)の90年というながい生涯を生きるが、最後まで本書は飽きることなく読了できた。  本書によると、決して「吉田茂」は民主的な政治家だったわけではない。戦前・戦中派「帝国主義者・膨張主義者」であったが、ただ「軍部に逆らっていた」ことが、戦後「実績」となったという。  しかし、あの時代に「軍部に逆らう」ことができた国民は数少なかっただろうから、やはり相当の「変人」であったのだろう。  そして「敗戦国の宰相」としてのマッカーサーとの関係である。ポツダム宣言の受諾という敗戦後の戦後政治を、「負けっぷり」よく進めた戦後政治は、「占領軍の手先」となったと見るべきなのか、「占領軍を手玉にとった」と評価すべきなのか。今から見ると、よくしのいだことは間違いがない。  本書は、「吉田茂」を単に評価するだけではない。「天皇に対する吉田の絶対的帰依」や「再軍備」なども冷静に取り上げているが、そのトーンは客観的である。  現在の日本において安倍政権は第一次の時とは違い「戦後レジームの総決算」を表立って取り上げてはいないが、今年の参議院選挙で自民党が勝利をおさめれば当然踏み込んで来るだろうことは間違いがないと思われる。  安倍晋三の政治的志向方向は、本書で明らかにされている「吉田茂」の戦後世界から「普通の国」への脱却なのだろう。  日本はいまだに「吉田茂」の敷いた「対米強調」「軽軍備」の世界から一歩も出ていないのだろう。  本書は、「吉田茂」の政治的経歴を知ることができるとともに、「戦後政治」というものをよく知ることができる良書であると思う。  しかし、「天皇退位論」について「吉田茂」は猛反対を貫いたとのことだが、「無責任」の風潮が蔓延した戦後社会を思うと、もう少し別の選択はなかったものかとの感想をも持った。

Posted by ブクログ

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