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ユダヤ人問題によせて ヘーゲル法哲学批判 岩波文庫

カール・マルクス(著者), 城塚登(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/岩波書店
発売年月日 1999/02/18
JAN 9784003412411

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商品レビュー

4.3

10件のお客様レビュー

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2023/05/30

 初期マルクスの思想が収録されており、これがのちに執筆する『資本論』へと繋がる。本書は資本主義の分析ではなく、人間がいかなる手段で、資本家や国家から解放されるべきかを入念に考察した本である。その命題に対して、マルクスはプロレタリアートによる革命の必要性を説く。それが本書の結論であ...

 初期マルクスの思想が収録されており、これがのちに執筆する『資本論』へと繋がる。本書は資本主義の分析ではなく、人間がいかなる手段で、資本家や国家から解放されるべきかを入念に考察した本である。その命題に対して、マルクスはプロレタリアートによる革命の必要性を説く。それが本書の結論である。  マルクスは生涯をかけて資本主義社会を分析し、その思想を書物にまとめた。本書は分析本というよりは、革命によって資本主義社会を打倒しようと強く訴えた本だという印象を受けた。

Posted by ブクログ

2020/09/25

ユダヤ人問題によせて ヘーゲル法哲学批判序説 (和書)2008年10月29日 18:37 1974 岩波書店 カール・マルクス, 城塚 登 ヘーゲル法哲学批判序説・抜粋 「宗教の批判は、人間が人間にとって最高の存在であるという教えでもって終る。したがって、人間が貶められ、隷属...

ユダヤ人問題によせて ヘーゲル法哲学批判序説 (和書)2008年10月29日 18:37 1974 岩波書店 カール・マルクス, 城塚 登 ヘーゲル法哲学批判序説・抜粋 「宗教の批判は、人間が人間にとって最高の存在であるという教えでもって終る。したがって、人間が貶められ、隷属させられ、見捨てられ、蔑視された存在となっているような一切の諸関係 - 畜犬税の提案にさいして、或るフランス人が「あわれな犬よ、おまえたちを人間並みにしようというのだ!」と叫んだ言葉でもっともみごとに描きだされているような諸関係 - をくつがえせという無条件的命令をもって終るのである。」 上記抜粋は「ユダヤ人問題によせて」・「ヘーゲル法哲学批判序説」の両方に共通して言えることだと思う。 マルクスからルーゲへ・抜粋 「・・とはいえ、われわれが独断的に世界を予想しようとせずに、かえって古い世界の批判のなかからはじめて新しい世界を見いだそうとしていることは、まさにまたこの新しい方向づけをもつ動きの長所なのです。・・」 長池講義(http://web.nagaike-lecture.com/)で柄谷行人が超越論的仮象・事前の立場・統整的理念と言ってる姿勢なのかと思う。マルクスを読む前に柄谷行人からマルクスを読んでしまったので当然見方がこうなってしまうのです。 最近マルクスを読み出して何冊か読んでいるのですが、パズルのピースを当てはめるようにキーワードが出てくるので面白いです。 とても面白く読めました。資本論は一回読んだけどよく分からなかった。その後、経済学批判を読んだ時は面白く読めたので資本論も再読してみようかと思っています。

Posted by ブクログ

2017/02/12

「ユダヤ人問題によせて」ではユダヤ人の置かれた状況を通じて、19世紀の国家のありかたを提言するものとなっています。また、プロレタリア革命という思想を創造する前のマルクスの思想を知る手がかりでもあります。 当時のドイツはヘーゲルの国家観を理想としつつも、政治的社会的に統一から隔たっ...

「ユダヤ人問題によせて」ではユダヤ人の置かれた状況を通じて、19世紀の国家のありかたを提言するものとなっています。また、プロレタリア革命という思想を創造する前のマルクスの思想を知る手がかりでもあります。 当時のドイツはヘーゲルの国家観を理想としつつも、政治的社会的に統一から隔たった状況にありました。特に領邦の各所に生活するユダヤ人は統一の妨げの代表的な存在だったことでしょう。 本書でマルクスから批判されているブルーノは、ユダヤ人の脱ユダヤ教の必要性を説いています。キリスト教者も同様に宗教を棄揚することで、国家を近代的な中性国家にさせようとしています。 マルクスは反対にアメリカの例を挙げ、各人が多様な宗教を信奉しながら、中性国家を創造する可能性を説明します。そして宗教に限らず、財産や、身分、教養、職業などの特殊性の存在と、普遍的存在としての国家を世界に並置します。 これは明瞭に国家と市民社会の別を意識するが故のことです。マルクスは市民社会を利己主義の領域、万人の万人に対する戦いの領域と考え、宗教を含めた様々な特殊性を詰め込みます。 ここまではいかにも優等生的ですが、以降が面白い。その市民社会の領域が商売や貨幣が重きをなしていることで、いかにもユダヤ的であるというのです。ついには、ユダヤ人の解放は、ユダヤ教からの人類の解放だと明言します。また、最後にもう一度、ユダヤ人の社会的解放は、ユダヤ教からの社会の解放であるとも。後の資本主義社会への批判の萌芽が、ユダヤ教と絡めて見られることは興味深い事実ではないでしょうか。

Posted by ブクログ

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