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ゼロの焦点 新潮文庫

松本清張【著】

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商品詳細

内容紹介 映画化で話題の原作。松本清張作品でも特に多い、社会情勢が盛り込まれた長編推理小説。新婚旅行を終えた10日後に夫が失踪してしまう…。夫の仕事の後任者と協力して行方を追っていくが、その過程で妻は、夫の隠された生活を知ることになる。そして、手がかりの一つ一つを掴んでいく内に、関係する人が次々に殺されてゆくのだった…。あの名作『点と線』と同じく著者の代表作です。
販売会社/発売会社 新潮社/新潮社
発売年月日 2008/12/01
JAN 9784101109169

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ゼロの焦点

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商品レビュー

3.6

280件のお客様レビュー

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2023/11/08

戦後の混乱と疲弊した社会が招いた悲劇

本作は、著者の代表作とも言われる、太平洋戦争終結後間もない時代と世相を背景とし、荒涼として人を寄せ付けないイメージを持つ北陸地方を舞台とした長編社会派推理小説である。主人公は、結婚直後に突然失踪した男の妻であり、読者は、彼女と共に、次々と起きる事件の真相を突き詰めようと行動し推理...

本作は、著者の代表作とも言われる、太平洋戦争終結後間もない時代と世相を背景とし、荒涼として人を寄せ付けないイメージを持つ北陸地方を舞台とした長編社会派推理小説である。主人公は、結婚直後に突然失踪した男の妻であり、読者は、彼女と共に、次々と起きる事件の真相を突き詰めようと行動し推理を巡らせていくこととなるが、一連の事件の犯人が殺人を犯してまで守ろうとしたものは、やはり必死で掴んだ女性としてのプライドではなかったか。この物語の結末は、戦後の混乱と疲弊した社会が招いた悲劇と言えるに違いあるまい。寂寞たる北陸地方の情景描写と共に深く心に残る。

fugyogyo

2010/05/28

「ゼロの焦点」とい…

「ゼロの焦点」というイメージが全てを表現しているように、登場人物のひとり一人が抱える不安が北陸の暗鬱な風景描写に溶け込み、殺された者も、死を選ばざるを得なかった者も、そして残された者も、「ゼロ」という焦点のないとらえどころのない不安に流されていく「生きることへの悲しさ」への描写...

「ゼロの焦点」というイメージが全てを表現しているように、登場人物のひとり一人が抱える不安が北陸の暗鬱な風景描写に溶け込み、殺された者も、死を選ばざるを得なかった者も、そして残された者も、「ゼロ」という焦点のないとらえどころのない不安に流されていく「生きることへの悲しさ」への描写にもなっているようです。この小説によって能登半島「能登巌門」は有名になりました。私が訪れた11月末能登の海はまだ波も高くありませんでした。1958年発表清張の代表作のひとつです。

文庫OFF

2010/05/28

新婚1週間で失踪した…

新婚1週間で失踪した夫、鵜原のゆくえを求めて金沢の地にむかう妻。お見合い結婚だったため、相手の事をほとんど知らず、とまどいながらも真相を探っていくうちに分かる夫の陰の生活、それと同時に次々と関係者が殺されていく。戦後の日本の話だったので実感が湧かなかったけど、先が気になりぐんぐん...

新婚1週間で失踪した夫、鵜原のゆくえを求めて金沢の地にむかう妻。お見合い結婚だったため、相手の事をほとんど知らず、とまどいながらも真相を探っていくうちに分かる夫の陰の生活、それと同時に次々と関係者が殺されていく。戦後の日本の話だったので実感が湧かなかったけど、先が気になりぐんぐん読めた。とても面白かった。清張作品は初めて読んだけど、はまりました。

文庫OFF

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