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静かな黄昏の国
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静かな黄昏の国
¥220
在庫なし
商品レビュー
3.7
6件のお客様レビュー
不思議で、静かで、最後にはゾッとさせられるという話が8つ。 唯一「小羊」は続きが予感できる話 M24はその後どうなったのだろう… 終わりを迎えたのか、それとも新しい未来に生きているのか…
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不気味な話が多く、呼んでいると若干(本来の意味で)気分が悪くなる。特にリトル・マーメードと表題作は食事前後は避けるのがよいかも。SFだと思うのだが、イヤミス要素もあると思われる。 全体として退廃的な雰囲気だが、小羊だけはなんとなく期待の持てるラスト。後は後味よくないが、世界観は美...
不気味な話が多く、呼んでいると若干(本来の意味で)気分が悪くなる。特にリトル・マーメードと表題作は食事前後は避けるのがよいかも。SFだと思うのだが、イヤミス要素もあると思われる。 全体として退廃的な雰囲気だが、小羊だけはなんとなく期待の持てるラスト。後は後味よくないが、世界観は美しく、他の作品もよみたくなる。
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篠田節子は、前から未読の本を見つける毎にゲットしている好きな作家のひとりです。 今回は短編集。 前から少しホラー系の小説も書いておりましたが、今回も少しホラー系です。 それぞれ、ぞっとするストーリーです。 合計8編入っているのですが、みんな面白い! 『リトルマーメード』じゃ...
篠田節子は、前から未読の本を見つける毎にゲットしている好きな作家のひとりです。 今回は短編集。 前から少しホラー系の小説も書いておりましたが、今回も少しホラー系です。 それぞれ、ぞっとするストーリーです。 合計8編入っているのですが、みんな面白い! 『リトルマーメード』じゃ、食べるときの少しエログロな描写や衝撃のラスト。 『陽炎』じゃ、夢の中に入っていくような演奏シーン。 『一番抵当』じゃ、オトコの身勝手さとそれを支えていた奥さんの怖さ。 『エレジー』じゃ、音楽に憑りつかれた男の狂気。 『棘』じゃ、身勝手なオトコの狂気。 『小羊』じゃ、何かが狂った社会。 『ホワイトクリスマス』じゃ、自信家のオトコがだんだんと壊れていく姿。 『静かな黄昏の国』じゃ、完全に壊れた社会とそこで壊れていく人々。 どれもこれも一級品の短編でした。 短編のエッセンスがぎゅっと詰まってて、非常に良かったです。 お薦めです。
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