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「赤」の誘惑 フィクション論序説

蓮實重彦【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/新潮社
発売年月日 2007/03/30
JAN 9784103043515

「赤」の誘惑

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2019/03/03

「『ボヴァリー夫人』論」を読んだ勢いで、その「序説」みたいな位置にあるらしい「『赤』の誘惑」を読んでみる。 なるほど、「『ボヴァリー夫人』論」で実践されているのは、まさにここで提示されている「フィクション論」なんだな〜、と納得。 いくつかの議論は、「『ボヴァリー夫人』論」でも...

「『ボヴァリー夫人』論」を読んだ勢いで、その「序説」みたいな位置にあるらしい「『赤』の誘惑」を読んでみる。 なるほど、「『ボヴァリー夫人』論」で実践されているのは、まさにここで提示されている「フィクション論」なんだな〜、と納得。 いくつかの議論は、「『ボヴァリー夫人』論」でもでてくるので、なるほど、原点はここにあるのだな、と理解が深まった。 フィクション論を論じようとするとなぜかでてくる「赤」という言葉に注目しつつ、そこから論をすすめていくアクロバティクな議論はやはり刺激的だな〜。 とは言っても、議論の対象になっている本はほとんど読んでないので、「そ〜くるか」の驚きはそこまではない。森鴎外の「かのように」とか、夏目漱石の「それから」が面白かったかな? 著者が一貫して批判しているのが、「フィクションのテキストをしっかり読まずに一般論とか、自分の理論につごうのいいように解釈するな」みたいなことだとすると、ここで取り上げられている本をあまり読んでないので、なにかここで感想を書くことは難しい。 とはいえ、「テキスト的な現実」をしっかりみよう、という主張は、ある意味、著者がずっと言ってきて、かつ実践してきたことで、その「理論」が、ついに「体系」だてられたな、という印象かな?

Posted by ブクログ

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