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知と学びのヨーロッパ史 人文学・人文主義の歴史的展開 MINERVA西洋史ライブラリー73

南川高志【編著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ミネルヴァ書房/ミネルヴァ書房
発売年月日 2007/03/30
JAN 9784623048472

知と学びのヨーロッパ史

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2012/01/05

本書は、ヨーロッパが蓄積してきた人文学の歴史と伝統を概観し、それをどのように教育・研究してきたのかを明らかにしている。これは、今日の教養教育を考える上で、大切なことと信じている。 商人と人文学とは、関係が薄いという先入観を持っていたが、本書によりそれは修正された。フランスをはじ...

本書は、ヨーロッパが蓄積してきた人文学の歴史と伝統を概観し、それをどのように教育・研究してきたのかを明らかにしている。これは、今日の教養教育を考える上で、大切なことと信じている。 商人と人文学とは、関係が薄いという先入観を持っていたが、本書によりそれは修正された。フランスをはじめとするヨーロッパで、絶対主義体制の維持を目的に、国富増大のための「重商主義」がとられた。ここで重要な役割を果たした、いわば特権的な商人は、子息を育成するために、読み書きそろばん、丁稚奉公、複式簿記、為替手形の実務を学んでいく必要性があった。加えて社会的上昇を目的としてコレージュに通わせ修辞学を学んだ。教養のある商人は、好みによった文化活動を行っていった。エリート商人は、ミュゼ・ド・ボルドーを設置にかかわり、語学・人文学・自然科学教育・演劇・音楽の教養を身に付けた。それは貴族や官僚とは異なった世界だったという。結果的に、教養を身に付けた商人は、知識人と交流し政治にも加わっていくことになったという。 後学のために目次を引用しておく。 序 人文学と人文主義のヨーロッパ史(南川高志)  一 人文学と人文主義のダイナミズム1 大帝国統治と教養(井上文則)2 実業家と教養(君塚弘恭)3 学びを支える社会と力(金澤周作)  二 人文学と人文主義のリアリティ4 古典の復興と人文主義のリアリティ(藤井 崇)5 人文主義と宗教改革(藤井真生)6 歴史叙述とアイデンティティ(服部良久)7 啓蒙主義と人文学(佐々木博光)8 人文学の受容とその葛藤(橋本伸也)  三 教育の発展と人文学の行方9 専門と教養(川添信介)10 宗派化と大学の変容(小山 哲)11 古典人文学の伝統と教育改革(上垣 豊)12 近代の大学改革と人文学の位置(安原義仁) 結 人文学の未来のために(南川高志)

Posted by ブクログ

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