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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 偕成社/ |
発売年月日 | 2007/03/01 |
JAN | 9784036526406 |
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テラビシアにかける橋
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時代の流れなのかもしれない。アンデルセン賞が興った初期の頃は戦争の傷痕がまだ社会に残っていたせいか、明るい希望に溢れた作風の作家が選ばれていたように思われる。 世の中が平和になり暮らしが安定してくると、それまで見えなかった個々の人間の心の闇が浮き彫りになってきた。特に90年代以...
時代の流れなのかもしれない。アンデルセン賞が興った初期の頃は戦争の傷痕がまだ社会に残っていたせいか、明るい希望に溢れた作風の作家が選ばれていたように思われる。 世の中が平和になり暮らしが安定してくると、それまで見えなかった個々の人間の心の闇が浮き彫りになってきた。特に90年代以降の受賞作家はそういう傾向にある。 子ども達と言うより、実は大人が幸せを感じられないのではないだろうか?ここに出てくるレスリーの両親は他人にどう思われようと自分達のスタイルを貫ける。社会的にも経済的にも安定した、いわば幸せな大人だ。 一方ジェシーの両親は、おそらく幸不幸など考えて余裕がないのだろう。家族の生活を支えるために必死で働くとうさん。子ども達の世話に明け暮れ、家計の心配が耐えないかあさん。上の娘達も年頃になって何かとお金がかかる。 ジェシーの親も決して悪い親じゃない。けれども心に余裕がない。もう少し余裕があって親子で会話する時間がとれれば、ジェシーの心情もまた違ってきたんだろう。でも現実にはレスリーの家庭は稀なケースで、ジェシーの家みたいなケースのほうが多い。 この物語の最も大きなテーマは親しい者との死別とそこからの立ち直りなんだけど…平凡な家庭の問題がとても鮮明に提示されている。 食べるには困らない、病気や不仲などの家族の問題もない、でも、満たされていない。 [国際アンデルセン賞作家 22/35]
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久しぶりの再読。パターソンでは『海は知っていた』(姉妹もの)ですごく泣いた記憶があるんだけど、テラビシアはその当時も、感動的なのになぜか入り込めず、今回も同様だった。なんでだろう。ただ、今ひとつ自分を理解してくれないなと思っていた担任の先生が、最後にかけてくれた言葉にはぐっときた...
久しぶりの再読。パターソンでは『海は知っていた』(姉妹もの)ですごく泣いた記憶があるんだけど、テラビシアはその当時も、感動的なのになぜか入り込めず、今回も同様だった。なんでだろう。ただ、今ひとつ自分を理解してくれないなと思っていた担任の先生が、最後にかけてくれた言葉にはぐっときた。
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かすかにほろ苦さが残る終わり。主人公の成長が描かれたラストはなるほどという気分。ただどうしても他の結末はなかったものかと感じてしまい、残念。悲劇パートがとってつけたようで、これといって泣ける話ではない。
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