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花宵道中

宮木あや子【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/新潮社
発売年月日 2007/02/20
JAN 9784103038313

花宵道中

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商品レビュー

4.2

133件のお客様レビュー

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2023/11/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「あまいゆびさき」で宮木あや子さんを知り、今回が2冊目でした。 すごくコンパクトに内容がまとめてあって、とても面白かったです。遊女の好きな人と添い遂げることは叶わない時代背景が伝わって悲しくなりました。また、妹の八津に勘違いされたまま物語が終わるのが哀愁漂っていてそれが良かったです。 単なる恋愛モノで終わらせないのがすごかったです。

Posted by ブクログ

2021/01/09

第5回女による女のためのR-18文学賞で大賞と読者賞を受賞した作品です。 江戸は吉原での遊女のお話。性描写があるので好き嫌いは分かれるかもしれませんが、女性作家のためか、きれいで切なく描かれています。 ブログにて詳しいレビューしています* https://happybooks...

第5回女による女のためのR-18文学賞で大賞と読者賞を受賞した作品です。 江戸は吉原での遊女のお話。性描写があるので好き嫌いは分かれるかもしれませんが、女性作家のためか、きれいで切なく描かれています。 ブログにて詳しいレビューしています* https://happybooks.fun/entry/2021/03/14/200000

Posted by ブクログ

2020/10/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者にはまって既刊を追っていた頃、賞が賞だから避けていた作品のひとつ。 さすがにもういい大人だから大丈夫かもしれないとチャレンジして、結果、Rに主軸を置いている訳では全然ないから全然物語としてありありだった。 載せるか迷ってたけど載せちゃう! というか、賞が注釈みたいになっている本作よりも、罠じゃん……!ってしょっくを受けるような(まあ、ずっと若い頃の話です)えげつない描写の入る一般作品、ふつうに巷にあるでしょう。。どういうこと。 でもこの本を、エピソードによっては結構深追いしているけれど それでもべつにやらしくないし下品じゃないし、筆致がむだに執拗じゃないしどことなくあっさり(?)していて、何ならこの程度なら全く、くらいの意味合いでセーフ、みたいに思うのはむしろ大人的にすれた感覚なのか? すごくきれいだった。 文章に良い意味で熱がない。常に表面だけ融けた氷みたい。 最後の章の緑が、最後に読んだから残り易いというのもあるだろうけれど印象的。 瞳に水が張られたみたいな緑の視線、すき。(涙目という話ではない) あと東雲がせつなすぎた。 実は、という諸々がすごく効いていて、リアル姉なのに拒否感だの居心地の悪さだのよりも二次元として割り切らせてぐいぐい来る。くらっとする。 女郎は女郎をたすけられないけど、でも遊女同士の愛情(緑は置いといて、まあ恋愛ではなく)も悲恋の傍らで結構描かれていて、すきだなあと思う。 朝霧の粋な台詞が継がれているとこすっごいすき! 誤魔化して誤魔化して生きるのって、でも、現代でも……と共感するように重ねかけて、いやもっと身体的な意味で壮絶……と思い直す。失礼だった、。 ……具体例ならたとえば、道中と結婚式が悲愴な意味で重なっちゃうわたしは、(現代人として)割とどうかしている。 儀に対する女性の心境は大分違うというか、 ぎりぎりの矜持と、半分まやかしと分かっていても縋りたいだろう遊女さんはべつとして(朝霧は素で憧れていたのかなあ)、 現代の方は、女性主体の場合とか何様だし先を考えればなかなかに愚かだけれど(ちやほやされるだけで終わる訳がないし、無論それじゃフェアじゃない) ……きっと数百年とか経てば現代だって大昔とぜんぜん地続きで、たぶんあーってなると思うんだよ、クレイジー沙耶香的に、、。(とばっちりすぎる) 女のひとの脳の仕組みって理屈じゃなくて、構造としてそういう風に作られていることがこわい。誰に都合が良いんだろう。神さま? ?? でも客と好いひとは全然ちがうとしているのに、意外と身請けによるハッピーエンドはないんだ。なんなら断っちゃうんだ。 悲恋集だからだとしても、そのハッピーを信じていない作風なのかもしれないと思った。委ねない、委ねられない。すき……。 身請けを申し出る男性心理がだって、ただの独占欲ならわかるけど悪役的に描かれる訳でもなければそれだけではない正しさを掲げ兼ねなくて じぶん、そんなに特別なの?救いになるの?他の客とそんなに違うの?ひどい客もいるだろうけれど、自分は今もこの先もそんなにもひどくないの?なにその確信? だれに隷属するか、が変わってもさあ。人数の問題?(オブラートをくれ) 相愛幻想に生きるのは、まあむしろ、女性側なんだろうけれども、。

Posted by ブクログ

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