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笑う怪獣 ミステリ劇場 新潮文庫

西澤保彦【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/新潮社
発売年月日 2007/02/01
JAN 9784101308517

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笑う怪獣 ミステリ劇場

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商品レビュー

3.1

19件のお客様レビュー

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2022/10/28

 怪獣気分を高めるために須賀川に旅行に行く列車で読了。  日常の謎寄りのミステリ嘆が語られる・・・が、その「日常」に「非日常」・・・っていうか「非常識」を持ち込んでロジックを完成させた短編集。  この「非常識」を請け負うのが「怪獣」「宇宙人」「幽霊」達であり、普通なら成立しないロ...

 怪獣気分を高めるために須賀川に旅行に行く列車で読了。  日常の謎寄りのミステリ嘆が語られる・・・が、その「日常」に「非日常」・・・っていうか「非常識」を持ち込んでロジックを完成させた短編集。  この「非常識」を請け負うのが「怪獣」「宇宙人」「幽霊」達であり、普通なら成立しないロジックを彼らの存在で成立させる荒技が面白い。  「九マイルは遠すぎる」を彷彿させる、犯人の台詞を頼りに生前の幽霊を殺した犯人を探ったり・・・完璧なミステリに足された怪獣が愛おしい。  ミステリ色が希薄なのが混ざっているのもをかし。

Posted by ブクログ

2015/09/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

カバー装画が漫画家の喜国雅彦であり,タイトルが「笑う怪獣 ミステリ劇場」。こういった点からも想定できるが,本作品は非常に軽い作品である。 そもそも怪獣が登場するという設定だけでもバカバカしいが,中身も非常にバカバカしい。怪獣が,暇つぶしとして,タバコを詰め替えるように,人間を移し替えるというオチの作品(怪獣は孤島に笑う)や,怪獣が暴れている真相が水虫であるという作品(怪獣は高原を転ぶ)などがその筆頭。 多少ミステリ的な趣向がある作品もあるが,トリックらしいトリックはない。バカミスといえそうだけど,正直,バカミスとしては楽しめなかった。 バカミスの傑作とは,作者は本気で書いているけど,何らかの事情でバカになってしまったというものであって,本作品のように,もともとバカげたものを書こうと思ってできた作品ではないのだろう。 軽く読めるという点だけは評価できるけど,あまり好みの作品ではなかった。★2で。

Posted by ブクログ

2014/10/26

選集『死神と雷鳴の暗号』に採用されていた「通りすがりの改造人間」が面白く、他のも読んでみたくなった。 バカミスの一種だが、怪獣とミステリ(謎解き)部分は、原則関係ないってところも笑えた。でも怪獣は実は3バカのピンチを実は救ってる?

Posted by ブクログ

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