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季語集 岩波新書

坪内稔典【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/岩波書店
発売年月日 2006/04/20
JAN 9784004310068

季語集

¥220

商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

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2023/04/12

おおむね歳時記の構成にそって、300の季語を紹介している本です。 各項目の最後に、それぞれ二つずつの俳句が挙げられており、ひとつは古典的な句、もうひとつは最近の句があてられています。もちろん句作の手引きとしてもつかうことのできる本なのでしょうが、それぞれの季語にかんする著者の説...

おおむね歳時記の構成にそって、300の季語を紹介している本です。 各項目の最後に、それぞれ二つずつの俳句が挙げられており、ひとつは古典的な句、もうひとつは最近の句があてられています。もちろん句作の手引きとしてもつかうことのできる本なのでしょうが、それぞれの季語にかんする著者の説明は、解説というよりもエッセイというべき内容で、肩の力を抜いてたのしみながら読むことができました。 本書の「はじめに」にあたる「季語を楽しむ」という文章のなかで、「人がことさらに季節を意識するようになるのは、中年になってからのようだ。心身がやや衰えかけたとき、そのような自分の支えとして、季節を意識する」と著者は述べ、「季節の言葉、すなわち、季語を重んじる俳句への関心もその時期に生じる」とつづけています。ここには、季節を意識するようになることをきっかけとして俳句への関心が芽生えるという道筋が示されており、俳句のために季語を学ぶのではなく、季節をたのしむことの一環として俳句の世界にみちびかれていていくようなしかたで、著者の文章をたのしむことができるのではないかという気がします。

Posted by ブクログ

2016/01/19

俳句が趣味だと言えば(言ったことはないが)、詠む方だと思われるだろう。相撲が趣味と言ったら、たぶん観戦して星取表をつけると思われて、取り組みをやるとは思われないだろうに。これが野球やサッカーだと観戦とプレイは判断しがたい。俳句を詠まずに読むだけ、というのは許されざる趣味なのか。 ...

俳句が趣味だと言えば(言ったことはないが)、詠む方だと思われるだろう。相撲が趣味と言ったら、たぶん観戦して星取表をつけると思われて、取り組みをやるとは思われないだろうに。これが野球やサッカーだと観戦とプレイは判断しがたい。俳句を詠まずに読むだけ、というのは許されざる趣味なのか。 「何人にならうとおでん煮ておけば(田畑美穂女)」本書に収録された季語の「おでん」について、著者が思い浮かべる、としてあげている句だ。「東海の小島の磯のおでんかな(辻征夫)」もすごい。蟹ではなくおでんと戯れるのだ。 こんな具合に、季語を、既存の句、新作の句を含めてさらりと紹介する。季語そのもの、俳句そのものを解説しても無粋である。だから俳句を絡めながらも、好きなことを書いている、ように見える。 川柳はどうでもいいが俳句は気になる。それは季節が含まれているからだろう。前書きに季節博士という人が出てくる。だがこの人は、無理して季節に合わせる生活をしていて、疲れて季節博士を返上したのだという。季節は意識し努力しなければ楽しめなくなっているのだ。そして人が季節を意識するようになるのも中年からのようだ、と。子どもは季節を意識することがない。僕も年中半袖で平気な子どもだった。そのように行かなくなった中年は庭いじりを始めたり、散歩をしたり、俳句を作ろうと思ったりする、と。俳句を作ったり、でないところがまた、僕のことを言われているようだ。 だけど四季程度で季節を感じたつもりになってはいけない。かつては二季だったというから倍増しているが、季節はもっとちょっとずつ動いている。季語集を読むことが、季節を楽しむことになるかはわからないが、しかし言葉に秘められた季節のエネルギーというか、なんつうか、○○は冬の季語ですよとか粋がってみたいし、そんな風で、詠まない俳句を愛している。

Posted by ブクログ

2013/11/15

「猫の恋」という季語があるって知っていましたか? 他にも、「花氷」や「いわし雲」など、読むだけで季節を味わえる言葉がたくさん詰まっています! 熊本大学:空

Posted by ブクログ

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