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愛についてのデッサン 佐古啓介の旅 大人の本棚

野呂邦暢【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房/みすず書房
発売年月日 2006/06/19
JAN 9784622080688

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愛についてのデッサン

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商品レビュー

4.3

7件のお客様レビュー

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2020/09/12

めくるめくような展開や 胸躍る大団円などはない。 けれど、日常の小さなときめきを 大切にすくって、 ていねいに広げられたような 読書時間だった。 小さな何かを心に残しながら 追いきれないものに 手を伸ばすような切なさが、 それぞれに感じられる短編集。

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2015/07/28

「古書ミステリー倶楽部」短編集に収録されていた「若い砂漠」から流れてきました。 どなたも書かれてらっしゃいますが、本当に、読み進めるのが勿体無くなるような一冊でした。 著者が急逝する直前に書かれていたモノ、と云う事ですが、 成程それまでの作品群とは少し空気が異なる様です。 出版さ...

「古書ミステリー倶楽部」短編集に収録されていた「若い砂漠」から流れてきました。 どなたも書かれてらっしゃいますが、本当に、読み進めるのが勿体無くなるような一冊でした。 著者が急逝する直前に書かれていたモノ、と云う事ですが、 成程それまでの作品群とは少し空気が異なる様です。 出版された時にこれを読んでいたら、続きが気になるだとか、次回作が楽しみだとか云うコメントが付いたでしょう。 これからこういう作風で、と云う意気込みが有って書かれた物なのか、自分の死期のようなものを少しなりとも覚って書いた物なのか、いずれにせよ変化を予想させる一冊でした。 万年筆のキャップを外して原稿用紙にたった一行でも書けばそれが詩になる、と云う評は云い得て妙。 小気味良いキレのある文章なのに、尖がっていないしまろやか。 素晴らしい。

Posted by ブクログ

2011/06/24

近頃の新刊書店ではあまり出会えないタイプの小説。 新刊台に積んであるのはどうしても、ストーリーのめくるめく展開と謎でひっぱり続けるエンタメものになるし、壁の棚にひっそりある大御所の御本は固い歯ごたえで息をつめないといけないみたいだし。 エンタメというのでもなく、かと言って「純文学...

近頃の新刊書店ではあまり出会えないタイプの小説。 新刊台に積んであるのはどうしても、ストーリーのめくるめく展開と謎でひっぱり続けるエンタメものになるし、壁の棚にひっそりある大御所の御本は固い歯ごたえで息をつめないといけないみたいだし。 エンタメというのでもなく、かと言って「純文学」でもなく、それでいてその両方でもあり、読後に黒い毒の澱が残らないもの…ってなかなかない。 古本屋を営む青年が主人公で、自分の父親の謎探しが6編を通しての主題になっているのだけれど、ゼンゼン派手な謎ではない。古本屋だから、本への知識や愛情たっぷり。ちらと出てくるだけの店の客も、充分魅力的で印象的。歯の浮く蘊蓄もなければ啓蒙くささもない。 堀江敏幸や長嶋有の作品に出て来る主人公を連想したり、女性の描写では片岡義男を連想したりしながら、ふわふわと最後まで漂いつくと、あれ、もうちょっとこの世界にいたかったな、と思う。 こういう本がこの世にあって、よかった。

Posted by ブクログ

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