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戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ 作者レイ夫妻の長い旅

福本友美子(訳者), ルイーズ・ボーデン(文), アラン・ドラモンド(絵)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2006/07/18
JAN 9784001108873

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商品レビュー

3.8

10件のお客様レビュー

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2023/03/23

ハンスは妻といっしょに絵本を作った。知りたがり屋のかわいいこざるのお話。けれど戦争がはじまり、ふたりは自転車でパリを脱出し、新しい国アメリカを目指す。ノンフィクション、1940年フランスの話。

Posted by ブクログ

2022/09/28

おさるのジョージは名前は知っているが読んだことはなかった。しかしこの本を読んで、読んで見ようと思いました。1940年第二次世界大戦中パリからスペインポルトガルブラジル〜アメリカニューヨークヘと脱出の様子はドラマを見ているように見入ってしまいましたある意味奇跡的な実話です。これがう...

おさるのジョージは名前は知っているが読んだことはなかった。しかしこの本を読んで、読んで見ようと思いました。1940年第二次世界大戦中パリからスペインポルトガルブラジル〜アメリカニューヨークヘと脱出の様子はドラマを見ているように見入ってしまいましたある意味奇跡的な実話です。これがうまくいかなければおさるのジョージを目にすることはできなかったのですね。。

Posted by ブクログ

2017/12/26

「ひとまねこざる(Curious Geoge)」シリーズは、多くの子供たちに愛されてきた絵本である。 いたずら好きで知りたがり。あっちこっちで騒動を引き起こす小さな子ザルは、困ったところもあるけれど、どこか憎めない。 読み手の子供たちには親近感のわく、分身のようなものだったかもし...

「ひとまねこざる(Curious Geoge)」シリーズは、多くの子供たちに愛されてきた絵本である。 いたずら好きで知りたがり。あっちこっちで騒動を引き起こす小さな子ザルは、困ったところもあるけれど、どこか憎めない。 読み手の子供たちには親近感のわく、分身のようなものだったかもしれない。 「ひとまねこざる」の作者はレイ夫妻である。 夫妻がユダヤ人であることを知っている人はどのくらいいるだろう。そして彼らが、ナチスの迫害を逃れて、パリから長い長い旅を経て、アメリカに渡ったことを。 この本の著者ボーデンは自身も児童文学作家である。 レイ夫妻が戦火を逃れてパリを脱出したことは知っていたが、旅の詳細を知る人は身近にはいなかった。それならば、と、自分で2人の足取りを追う旅に出た。 2人の残した手紙やノート、写真を調べ、2人を知る人に聞き取りをし、丹念に若き日の夫妻を追い、アメリカに着くまでの2人の姿に迫った。 本書は絵本仕立てである。 「ひとまねこざる」をはじめとするレイの絵、当時の写真、夫妻が残したメモや手紙がふんだんに収録される。旅の様子はイラストレーター、ドラモンドの柔らかで軽妙な絵で描き出される。 絵本ではあるが、字数も多く、かなり大きい子向けとなるだろう。 戦時の話だが、直接的な怖い描写はないので、小さい頃、「ひとまねこざる」が好きだった子が、戦争について知る初期の1冊としてもよいかもしれない。 夫のハンスは1906年生まれ。本名はハンス・アウグスト・レイヤースバッハである。妻はマルガレーテ(のちにマーガレット、旧姓はヴァルトシュタイン)でハンスの8つ年下。2人はハンブルグで生まれ育ったが、親しく付き合うようになったのは、活路を求めて渡ったブラジルでのことだった。芸術家として刺激し合うまたとないコンビとなった2人はこの地で結婚する。 ハンスは仕事で使う名前を、呼びやすく覚えやすいH.A.レイと改める。 動物好きの2人は、動物園に通い、ペットとしてマーモセットを飼ったこともあった。 新婚旅行にヨーロッパに出かけた2人は、パリが気に入り、ホテルに居を構える。 だが戦争の足音は徐々に近づいてくる。 オランダとベルギーにドイツ軍が侵攻したニュースを聞き、2人はパリからの脱出を計画する。 周囲は大混乱だった。 正式に出国するために、さまざまな書類を整えなければならない。 列車の切符もいる。お金も必要だ。 2人は奔走する。 パリを脱出する人々は、自動車や荷馬車、バス、徒歩と、さまざまな手段を使ったが、2人が選んだのは自転車だった。それも近くの自転車店には部品しかなかったため、どうにかこうにか自作した2台の自転車だった。 雨の中、2人はパリを発つ。南のオルレアン駅から列車に乗り、スペインからポルトガルに抜け、リスボンから海路、ブラジルを経由し、アメリカへと向かうのだ。 3日3晩乗り続けた自転車の籠には、のちの「ひとまねこざる」となる原稿も入っていた。 道中、2人は多くの人の親切に助けられ、一方で、生き別れた家族などの多くの悲劇も目にする。 パリが侵攻されたのは2人がパリを出発した2日後のこと。間一髪の決断だった。 大勢の人ごみにもまれながら南へと向かう2台の自転車がなかったら、いたずら好きのジョージが皆に愛されることはなかったかもしれない。 戦時を生き抜いた1組の芸術家のエピソードの背後に、当時の世相や不穏な空気も窺える、なかなかに奥行きのある1冊である。

Posted by ブクログ

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